ランディと日々の散歩の途中、毎回一度や二度鹿と遭遇しますが、ランディは鹿を見ると猛然と追い掛けようとします。これは獲物を追うボーダーコリーの野生の本能だと思います。しかし、リードが付いているのでランディは追うことができません。リードを放したら、ランディはどこに行ってしまうか分からないし、途中で車と出合った場合、ランディは走る車も猛然と追いかけますから、自動車との事故につながる危険が大です。
しかし、一度だけでもランディに鹿を自由に思い切り追いかけさせてあげたいと私は思っていました。
今日夕方ランディとの散歩から帰って、家の近くに来ると、我が家の北側に立派な角を持った2匹の牡鹿がいました。もう夕方だから別荘地内を走る車もあまりないし、家の近くだから大丈夫かなと思って、ランディのリードを放してみました。
ランディは一瞬鹿を見た後、1匹の牡鹿を猛然と追いかけ始めました。その鹿もさっと逃げ始めました。真っ白な雪の上を鹿を追って疾走するランディは、さすがボーダーコリーという格好良い走りでした。ランディより一回り以上も体の大きい牡鹿も必死で走って、逃げます。両方とも猛スピードで走りますが、その差が縮まっているかどうかは遠くからはよく分りません。2匹は大きく右にカーブして走り、向こうのゆるやかな坂を下って、両方とも見えなくなってしまいました。
しばらく経っても姿を現さず、ちょっと心配になって、「ランディ ~」と呼んでみましたが、ランディがすぐに戻るわけもありません。家に戻って矢張り心配なので、家内とマイカーに乗ってランディを探しに出ました。周辺の道路を一周して戻りましたが、ランディの姿は見えません。
<ベランダに帰ってきたランディ 2011年1月24日16:58>
まあ、その内戻ってくるだろうと家で待つことにしました。案の定、およそ30分後、ランディはうれしそうな顔をして、自分で我が家のベランダに戻ってきました。親としては一安心です。
鹿を捕えられたのか、逃げられたのか、ランディに聞きましたが、こちらが「犬語」が分からないので、答えは分かりません。
しかし、相当の距離を全力疾走したことは間違いないようです。日が暮れると夜、ランディは家に入って夕食を食べ、その後いつも1時間半位眠りますが、今日は2時間半もぐっすり眠りました。眠った後は、普段親とじゃれて元気に遊ぶのですが、今夜はとてもおとなしく、静かでした。よほど疲れたのでしょう。
毎日このように鹿を追いかけさせることができれば、ランディはぐったり疲れて静かになって、こちらも楽なのですが、リードに繋ぐというルールもあるし、危険もあるので、そうも行きません。
今日(13日)午前、別荘地内を車で走っていたら、道路際に鹿のファミリーがいました。車がすぐそばに来ても逃げようともしないので、携帯電話で写真を撮りました。
我が家が23年前にここに山荘を建てた頃には、別荘地内で鹿を目撃することは本当にたまにしかありませんでした。正確にいつからかはは覚えていませんが、少なくとも10年位前からは鹿は増え始め、今は別荘地内に住んでいる人の数よりも鹿や狐の数の方がはるかに多いことは明らかです。
鹿が増えたのは温暖化が影響しているとよく言われます。昔は厳寒期の山や高原の寒さに耐えられず凍死する小鹿が多かったのが、最近は暖かくなっているために凍死する小鹿が減り、鹿の数が増えていると言われます。
数年前までは鹿は人間がそばに近づいてくれば、逃げ出しました。しかし、最近は人間や車が近付いても、逃げずに平然としている鹿が少なくありません。これは、人間は鹿に危害を加えないということを鹿が学習してきているからだろうと私は推測します。そういう点では、鹿の増殖は第二段階に来ているのだろうと思います。
本来、鹿は警戒心の非常に強い動物だとのことですが、このままでは蓼科高原の鹿は奈良公園の天然記念物の鹿のように、人間の周りをうろついて、平気で徘徊するようになる可能性もありそうです。
蓼科では最近鹿がどんどん増えています。
我が家がここに山荘を建てたのは22年前ですが、その頃には別荘地内で鹿を見ることは滅多にありませんでした。しかし、10数年前から鹿を徐々に目にするようになり、その後年々鹿が増えています。この春は更に増えたような気がします。ランディと散歩をしていても、毎回一度や二度は鹿を見ます。
昨日夕方6時少し前、近くの温泉に行こうと車で別荘地からビーナスライに向かったところ、ビーナスラインに入る少し手前に数家族の鹿がいました。全部で30頭以上はいました。
春は子鹿と母親らしい雌鹿が一緒にファミリーでいます。10頭以上の群れもめずらしくありません。この時期、牡鹿が群れに入っていることはあまりありません。春の牡鹿は単独か牡鹿どうし2、3頭で行動していることが多いです。
昔は鹿は人が近づくとさっと逃げました。しかし、最近は人や車が近づいても逃げないで悠然としている鹿が増えてきました。人は鹿に危害を加えないということを鹿は覚えてきたようです。
これでは、畑の野菜や別荘地内の樹木の食害が更に増えてきそうです。冬になって食物が少なくなると、鹿は別荘地内や蓼科の山の木々の樹皮を剥いで食べてしまいます。幹の周りをぐるり、大きく食べられた木は、春になって水分や栄養分が根から枝先に上がって行かなくなり、そのまま立ち枯れしてしまいます。
右の写真は我が家の近所に生えている木で、この冬の間に鹿に皮をきれいに食べられ、黄色い幹が出ています。
最近鹿が増えていることには温暖化が影響していると言われています。冬が平均して暖かくなり、凍死する鹿が減ったことと、積雪が減ったため、冬も食べられる草木が多くなっていることが影響していると聞きます。
しかし、これだけ鹿が増えると、山の自然のバランスが崩れてくるのではないかと危惧されます。
我が家の斜め前の山荘に住む方から、一昨日、鹿の肉をいただきました。
茅野市だけで今シーズン200頭の鹿を、食害防止のために駆除する計画だと聞いていましたが、駆除のためハンティングされた鹿の肉なのです。こういう鹿肉は一般的に流通していませんが、その方が知り合いの人から個人的に貰ったものを一部分けていただいたのです。
鹿肉(別名、もみじ)はステーキなど普通に焼肉にすると硬くておいしくないので、オイルに漬けてからキャベツを乗せて蒸し焼きにするとよいと、肉を分けてくれた方が教えてくれました。
それで、家内が昨晩、次のように料理をしてくれました。
ブロック肉の2/3を薄くスライスし、①オイルとにんにく、 ②赤ワインと玉ねぎ、の2種類にそれぞれに漬け込む。それらを焼く時は、肉の上にキャベツを乗せて蒸し焼きにする。(この部分は家内charanに聞いて書きました。)
それぞれ、わさび醤油と生姜醤油を付けて食べてみました。どちらも良かったですが、私はどちらかと言えば、わさび醤油の方が気に入りました。蒸し焼きにしたら、オイル漬けも赤ワイン漬けも、どちらも全然硬くはなく、美味しく食べられました。赤ワインの方はワインの味がしみて、わずかにある肉の臭みが消えました。
今晩、残りの1/3のブロック肉を家内はポトフにしました。ポトフにしたら、煮込まれて肉はとても柔らかくなりました。鹿肉のくせは全然感じられず、粒マスタードを付けて美味しく食べられました
昨日、28日(金)夕方、別荘地内を散歩していたら、家の近くの道路で3頭の鹿の家族と会いました。その内、2頭の写真を撮ることができました。別荘地内で鹿はよく見るのですが、いつもカメラを取り出している間に逃げられてしまいますが、今回はなんとか間に合いました。
20年前にここに山荘を建てた頃には、別荘地内で鹿を見ることは滅多にありませんでした。10年くらい前からでしょうか、鹿を見ることが多くなって、最近は始終鹿を見ます。だいぶ増えているようです。
鹿は見るとかわいいいのですが、農作物への食害があり、また、この辺りでも唐松等の皮を食べたりして、森林被害も多くなっている点は困ります。我が家の庭にもイチイの木を10本位植えてあったのですが、数年前に、冬の間に鹿に皮を食べられ、全部枯れてしまいました。
最近は茅野市では、鹿などによる食害を防ぐため、時々、この辺りの山でのニホンジカ、イノシシなどの駆除(具体的には猟師によるハンティング)を行っています。
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