昨夜から雨が降り始め、今日午前中は一時やみましたが、午後3時頃までしとしと降り続きました。
この秋雨で元気がついたように、我が家の庭のカラマツの幹の周りにジコボウがふき出していました。
<我が家の庭に生えていたジコボウ(直径約4cm) 2010年9月28日>
ジコボウと言うのはイグチ科のキノコの総称で、いろいろな種類があるそうです。 我が家の庭で採れたジコボウは正式名はハナイグチで、カラマツリコボウとも呼ばれます。
このジコボウ(ハナイグチ)は傘の色が濃い赤茶色で、柄が黄色くつばもはっきりしていて、代表的なジコボウの一種です。
<我が家の庭に生えていたジコボウ(直径3~4cm) 2010年9月28日>
ハナイグチはカラマツの根と共生していて、カラマツの根から養分をもらい、お返しに土から水やリンなどを吸ってカラマツに与えているそうです。又カラマツの根に対して、土の中にいる病原菌からの攻撃を防いでいるとのことです。
<我が家の庭に生えていたジコボウ(直径約12cm) 2010年9月28日>
今日は、ちょうど食べごろの直径3.5cm~4cmのものを5本採りましたが、直径12cmにもなった大きいものも1本採れました。しかし、ここまで大きくなると味は今一つのようです。
ジコボウは一晩おくと傷んでしまうそうなので、すぐに夕方さっと水洗いして、茹でこぼしました。ネットで調べたら、キノコの中の虫を外に出すため水から茹でるのが良いと書いてあったので、そうしました。
夕食の味噌汁にジコボウを入れて、きのこ汁にしました。味はナメコのようなぬるっとした食感で、おいしくいただきました。
ジコボウは大量生産ができないようで、日持ちもせず、採れる期間も限られているため、地元の野菜店でもわりと高い値段が付いています。珍味の一つと言えるのでしょう。
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