6月11日(金)晩は信州国際音楽村での「KODAMA金曜サロン・大萩康司ギター・リサイタル」を家内と聴きに行きました。
信州国際音楽村は上田市の郊外にあり、我が家からは車でビーナスラインを通り、白樺湖の横を抜けて、大門街道を下って、走行距離は50km弱。山道はほとんど信号がないので、1時間程で着きました。
ここは街中からはちょっと外れた、岡の上にあり、最大1,000人収容の純木造りの野外ステージ「パノラマステージひびき」と、最大300人収容の室内「ホールこだま」の二つのホールがありました。
「パノラマステージひびき」の向こうには上田市街が見渡せ、気持ちの良い場所です(上の写真)。
大萩 康司さんのリサイタルが行われた「ホールこだま」はカラマツの集成材を骨組みに使用し、壁も天井も床も全て木造りで、ぬくもりのある、良い雰囲気です(下の写真)。
我々は6時頃到着し、ロビー「ホワイエ」でお茶を飲んだり、庭を散策したりしていました。 全席自由席でしたので、開場と共に一番前の真ん中の席をとることができました。
「KODAMA金曜サロン」は演奏時間1時間の短いリサイタルで、演奏曲目は下記の通りでした。大萩さんは人気のある若手ギタリストですが、矢張り人気のある、美人ギタリスト・村治佳織さんとは同い年の32歳で、二人とも同じく福田進一氏の門下生です。
我々は演奏者の真前の席でしたので、両手の指使いがよく見え、演奏中には大萩さんの息づかいまで聞こえました。村治佳織さんもそうですが、今の若手の演奏テクニックは素晴らしいです。大萩さんは速いテンポの演奏では金属的な音が多くなりましたが、ゆっくりしたテンポの部分では美しく、時に甘い音を出していました。これは好みの問題になるでしょうが、私にはゆっくりした、抒情みのある演奏の方が良かったです。
<演奏曲目>
☆サンバースト アンドリュー・ヨーク作曲
☆翼 武満徹作曲 ~ 福田進一編曲
☆武満徹「ギターのための12の歌」より
*サマータイム ガーシュウィン作曲
*イエスタデイ J.レノン/P.マッカートニー作曲
☆つづれ織りの記憶 渡辺俊幸作曲
☆デ・ラ・ルンバ・ソン エドゥアルド・マルティン作曲
☆想いの届く日 カルロス・ガルデル作曲
☆12月の太陽 レイ・ゲーラ作曲
(アンコール)
☆アルハンブラの想い出 フランシスコ・タレガ作曲
☆禁じられた遊び 作者不詳(スペイン民謡)
☆そのあくる日 レイ・ゲーラ作曲
1時間の演奏を楽しんだ後、夜の山道を走って家に戻りました。途中、白樺湖から我が家に向かうビーナスライン上には時々鹿が姿を現し、気を付けないともうちょっとで鹿をはねてしまいそうでした。
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