信州・諏訪大社・上社の8本の御柱は4月2日(金)~4日(日)の3日間に「山出し」が行われ、木落し、川越しを経て、 曳航されて安国寺の御柱屋敷まで曳いて行かれ、安置されました。
1ヵ月を経て、ゴールデンウィーク中に上社「里曳き」が行われました。5月2日(日)~4日(火)の3日間で、8本の御柱は御柱屋敷を出発して、曳航され、上社・前宮と本宮に4本ずつが運ばれ、神社境内に建てる「建御柱」(たておんばしら)が行われます。
我々は5月3日(月)の「里曳き」と前宮での「建御柱」を見に行きました。午前中に車で出掛け、ビーナスラインのあけぼの隧道近くの西友の駐車場に車を停め、そこでお弁当を買って、歩いて「里曳き」の行われる岡谷茅野線に向かいました。その道路に入ると、早速、里曳き中の本宮四の御柱に追い付きました。
ゆっくりと曳航される華やかな御柱としばらく一緒に歩いて、見物しました。お昼頃になり、近くに、私の住んでいる別荘地の用意している桟敷席を見つけることができました。そこに上がって、買ってあったお弁当を食べて、一服しました。
桟敷席では真澄の枡酒が振舞われました。私も一枡いただいて、お祭りの気分を味わいました。
昼食後は、午後1時からの「建御柱」を見るために、歩いて上社前宮に行きました。
大混雑の中、神社境内の「建御柱」の行われる場所に1時ちょっと前に着きましたが、足の踏み場もない状況。脇の方ですが、何とか見られる場所に入り込みました。
御柱の上には大勢の氏子が乗り、木遣や進軍ラッパ、掛け声に合わせて、ワイヤーとロープを使って、ゆっくりゆっくりとと少しずつ引き上げられて行きました。
御柱が垂直に立ち上がるまでには約1時間かかりました。大勢の氏子は御柱に乗ったまま、垂直になってもぶら下がっています。
御柱は長さ約17m、重さ10トンを超えていますから、これを人力でロープをひいて立ち上げるというこの催しも危険なものです。 先月には千曲市内の神社で行われた御柱祭の際に、約10mの御柱が倒れて、死亡事故が起きています。ここは総本社だけあって、御柱は千曲の2倍近い大きさですので、 見ていてハラハラします。
この翌日に御柱の根元を大木槌で叩いて固める御柱固祭が行われ、柱の曳き建ては幕を閉じます。
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