第4回蓼科高原ギター・サマースクールの1日目、20日(金)の晩は、このスクールでの私の大きな楽しみである、講師陣によるコンサートです。
レオナルド・ブラーボ氏(Leonardo Bravo)のソロ、稲垣稔氏のソロ、レオナルド・ブラーボ氏と稲垣稔氏の二重奏、レオナルド・ブラーボ氏・稲垣稔氏・田口秀一氏の三重奏と続きます。演奏曲目は下記のとおりでした。
アルゼンチン人のレオナルド・ブラーボ氏はアルゼンチンでもトップ・ギタリストだったそうですが、素晴らしい音色で、叙情あふれる素晴らしい演奏でした。
ブラーボ氏と稲垣氏の二重奏はそれぞれが美音で、豊かな情感があって、これだけの美しいギター二重奏は滅多に聴けないだろうと思えました。
田口氏の入った三重奏は音に更に厚みが増し、三重奏の良さ、迫力を楽しめました。
3人のレベルの高い、内容の濃い演奏を、こじんまりしたホールで間近で聴くことができ、今年も大いに堪能しました。
<講師陣によるサマーコンサート;演奏曲目>
(第1部)
☆レオナルド・ブラーボ氏
1)エル・ポカス・プルガス ・・・・・A. ユパンキ
2)思いの届く日 ・・・・・C. ガルデール
3)ヴィリャシコ ・・・・・E. ファルー
☆稲垣稔氏 独 4)Poe los dominios del Inca 「インカの町」 ・・・・・L. ブラーボ
5)Fukokena (フクオケーニャ) 「福岡の人」 ・・・・・L. ブラーボ
6)プレリュードとダンサ ・・・・・J. オルボン
(第2部)
☆レオナルド・ブラーボ氏&稲垣稔氏 デュオ
7)協奏曲ニ長調 ・・・・・A. ヴィヴァルディ
J.S.バッハ編、BWV972
8)・ミロンガルガーダ (しわくちゃのミロンガ)
・エルビータ・コンパニェーラ (心の友、「マテ茶」)
☆レオナルド・ブラーボ氏&稲垣稔氏&田口秀一氏 トリオ
9)タンゴンド (タンゴ風に) ・・・・・M.D. プホール
10)ビー玉遊びのバイヨン ・・・・・P. ベリナティ
(アンコール/トリオ)
11)カルメン間奏曲 ・・・・・G. ビゼー
12)ナハーン (Where?) ・・・・・クエンコ (フィリピーン)
コンサートの後は講師陣、受講生、聴講者による懇親会が行われました。
講師の先生方は3人とも明るく、気さくで、参加者の間ではギター談議などに花が咲き、お酒を飲んで盛り上がって、楽しい晩を過ごしました。
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