日本女子サッカー「なでしこジャパン」は女子ワールドカップの準決勝でスウェーデンを破り、快進撃です。いよいよ次は18日(月)未明に世界ランキング1位の強豪、アメリカとの決勝です。
アメリカの女子サッカーと言うと私は家族でアメリカに滞在していた時のことを思い出します。
下の写真は17年前のものです。この時私は転勤でニューヨーク駐在となり、ニュージャージー州北部のDemarestと言う小さな町に家族で暮らしていました。
この時、長男は中学2年(現地middle schoolの8th grade)、次男は小学校4年生でした。
小学3,4年生のtownのサッカー試合@NJ州 1994.10.2.(左から4人目が私の次男)
ここでは町(town)のサッカー・チームが小学生と中学生にあり、2人の息子は引っ越すと直ぐにサッカー・チームに入りました。監督や審判など運営は全て子供達の父兄などがボランティアでやっていました。ここでのサッカーは中学生までは男女一緒の混合チームです。
この年、1994年は、6月~7月にワールドカップ・アメリカ大会が行われましたが、当時アメリカではプロ・サッカー・リーグはまだ無く、サッカーはメジャーなスポーツではありませんでした。アメリカで人気のあるメジャーなスポーツは野球、アメリカン・フットボール、バスケットボール、アイスホッケーの四つでした。
しかし、子供たちの間ではサッカーは盛んで、特に女の子はサッカーに参加する子は多く、中学までは男の子と一緒に、対等にプレーしていました。
次男がメンバーだったチームはこのシーズン、townで優勝し、上の写真はこれから全員で表彰式を行うところです。女の子が何人も参加しています。
上の写真は長男が参加していた中学生の練習試合です。写真真ん中の女子は気合の入った顔をして、猛然とボールを目がけて走っています(その右の白いユニフォームが私の長男)。このように町の女の子たちが普通に男の子たちと一緒になってサッカーをしていました。
この頃からアメリカではサッカーの好きなヒスパニック系の人口はどんどん増えていました。また、1996年にはプロのメジャーリーグ・サッカーがスタートしました。ですから、その後アメリカの男子サッカーが強くなるのは当然の成り行きでした。
アメリカでは女の子が普通にサッカーをし、サッカー人口が多い上に、中学生くらいまでは男の子と一緒に、もまれてプレーしているのですから、女子サッカーが強くなるのは必然のことです。
しかし、18日未明の決勝戦では、アメリカは勝って当然という立場でしょうから、なでしこジャパンには是非アメリカに一泡吹かせ、金星を勝ち取って欲しいと思います。
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