柴又帝釈天と矢切の渡し

静岡から東京に出てきて４０年以上経つのに、私はまだ柴又という所に行ったことがありませんでした。１１月５日（月）は天気も良さそうだったので、柴又に行って、その周辺を歩いてきました。

 柴又帝釈天参道　07.11.5

中央線、東西線、都営浅草線などを乗り継いで、１時間半以上かかって京成金町線柴又駅に着きました。駅前の広場にはフーテンの寅像が立っていました。駅からすぐに帝釈天参道が続き、寅さん映画そのものの土産屋、だんご屋など、懐かしい感じの店が並んでいました。その正面の二天門を抜けると総けやき造りの帝釈堂がありました。４００円の入場料を払って、帝釈堂外壁のたくさんの木彫りと、裏に続く庭園を見物しました。木彫りは法華経の説話を彫ったものなどで、見ごたえがありました。

 柴又帝釈堂　07.11.5

 

その後、大正から昭和の初めにかけて造られたという邸宅「山本亭」を見物し、歩いて江戸川の河原に行きました。河原から矢切の渡しに乗りました。渡しは片道１００円、この辺りは江戸川の流れは非常にゆっくりで、電車の音も、車の音も聞こえず、静かで、天気も良く、船に乗っていると気持ち良かったです。

 矢切の渡し 07.11.5

対岸の千葉県松戸市側に降りた後、また渡しに乗って戻ってきました。その後、川沿いにある大きな川魚料亭「川甚」で鰻重を食べました。

近くの「葛飾柴又寅さん記念館」を見物し、帰りに参道の亀家で草だんごを買って、帰って来ました。この草だんごは、本当に生のお餅で、意外と美味しかったです。店の見える所で餅を作っていて、注文してから目の前で箱詰めしてくれましたから、最近問題になってりるような賞味期限のインチキはなさそうです。

いろいろ歩いたので結構くたびれましたが、一度は見てみる価値はあると思いました。

柴又帝釈天HP→ http://www.taishakuten.or.jp/

Comments

[投稿情報: moma]

[いいですね]

柴又は下町情緒がありますね。家からは割りと近いので何回か行っていますが、寅さん映画そのものを見るような感じで私も好きなところです。対岸の松戸市の高台には佐藤左千夫の小説「野菊の墓」（木下恵介監督による映画化）の碑があるお寺があります。

川甚は川魚料理が有名なお店で、私も高校の同窓会をやったことがあります。

私の家はその江戸川の上流になりますね。是非一度お寄り下さい。

 

 

 

[投稿情報: Poran]

momaさん、こんにちは。コメントをありがとうございます。

momaさんのご自宅は江戸川の上流にあたるのですね。料亭「川甚」で高校の同窓会もされたということは、この辺りのまさに地元ということでしょうね。

矢切の渡しに乗って、松戸市側に渡り、土手を歩いていたら、地元の男性の方とお会いし、「向こうに屋根が見える建物が『野菊の墓』の碑があるお寺だ」と教えてくれました。また、千葉県側の周辺の名所・旧跡の説明もしてくれました。今回は時間的に「野菊の墓」の碑にまでは行けませんでしたが、あの辺りもいろいろ見るべきものがあるようですね。

東京都とその周辺には、まだまだ私の見ていない良い所がたくさんありますので、これから、ぼちぼち順番に見に行きたいと思っているところです。

[投稿情報: moma]

実は月に一度都内または近郊を歩いているのです。約８年になりますので、都内の公園はかなり制覇した積もりです。立川近郊では小金井公園、昭和記念公園、吉野梅郷、吉川英治記念館、塩船観音といったところでしょうか。外に素敵なところがあったら教えて下さい。同じ場所でも季節が変わるとまた違った趣がありますね。

現在は埼玉県や神奈川県にも足を伸ばしています。６月には熱海に一泊して「姫の沢公園」に行って来ました。熱海は坂が急なので帰りだけ熱海まで歩いてきました。

公園自体も急な斜面に作ってあり花の季節にはすばらしい眺めになることでしょう。

[投稿情報: Poran]

momaさん、こんばんは。

昭和記念公園と小金井公園は我が家から近いですね。どちらも特に春の桜の時期は素晴らしいです。昭和記念公園にはたまに我が家から自転車で出掛け、中のサイクルロードを走ります。ここは広いので１年を通じて楽しめますね。

こちら方面の公園にお出掛けの際にはご連絡ください。イタリア旅行以来、一緒に歩くのは楽しいのではないかと思います。