ヴィラ=ロボス作曲の「前奏曲第3番」を新しく練習し始めました。
エイトル・ヴィラ=ロボス (Heitor Villa-Lobos;1887年3月5日~1959年11月17日)はブラジルの作曲家で、独学で作曲を勉強し、クラシックの技法にブラジル独自の音楽を取り込んだ作風で知られているそうです。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、映画音楽など、1,000曲近くに及ぶ膨大な作品を遺しています。
ギター曲としては5つの前奏曲(1940年)、12の練習曲(1928年)などの作品がありますが、彼の膨大な作品数を考えれば、ギター曲はそのほんの一部に過ぎません。しかしながら、ヴィラ=ロボスは少年時代からギターに親しみ、ギターの性能、特性を熟知していたそうです。従って、クラシック・ギタリストの間でヴィラ=ロボスのこれらの曲がよく演奏され、その多くがギターの名曲となっていることは必然と言えます。
しかし、私はヴィラ=ロボスの曲は今まで1曲も弾いたことがありませんでした。
私の持っている村治佳織さんのCD「ライア&ソネット」にはヴィラ=ロボスの5つの前奏曲が収められています。その中でも、村治さんは前奏曲第3番イ単調をとても綺麗に弾いています。この曲を繰り返し聴いているうちに、自分もこの曲を練習してみたくなりました。
ところで、ヴィラ=ロボスは5つの前奏曲に自分でニックネームを付けて呼んでいたそうです。コンサートなどで弾かれることが最も多い第1番は「抒情のメロディ」、この第3番は「バッハへの賛歌」です。
この第3番を練習するために、YouTubeで検索して調べてみたところ、色々な人の演奏がアップされていました。私の好きなアンドレス・セゴビアの演奏もアップされています(上に添付)。この曲は演奏者によってテンポや曲想の付け方がずいぶん違っています。いろんなプロギタリストの演奏をYouTubeで聴くことができるので、自分が練習する上で大変参考になります。
この曲については、アップされている演奏の中では私はジョン・ウィリアムズの演奏が最も気に入っています(下に添付)。
今練習中ですが、この曲をどう組み立てて、曲想を全体としてどうまとめるかが難しそうです。
ところで、私が最近苦労することは、新しい曲に取り組んで練習し始め、それを一通り弾けるようになり、暗譜するまでに大変時間がかかることです。自分が学生の頃のことを思い出してみると、今は新しい曲をおぼえるのに、若い頃の10倍位の時間と練習量が必要な感じがします。
こんにちは。
ゆったりした曲を抒情を込めて弾くのは難しいですね。しかも人前で緊張の中でだと、なおさらですね。
Poranさんと同じで、僕もこの頃は暗譜するのに時間がかかって、なかなか覚えられません。しかも、少しの間弾かないとすぐ忘れてしまいます。
一度覚えた曲はもったいないので、できるだけ維持したいところです。
投稿情報: スズムシ | 2010/03/02 15:28
スズムシさん、こんばんは。
一旦暗譜したと思って弾くと、途中でまた度忘れすることが私の場合は時々あります。困ったものですが、繰り返し練習するしかないだろうとは思っています。
投稿情報: Poran | 2010/03/03 21:31
前奏曲5曲は,ヴィラ=ロボスのギター曲の中核をなすものですね。
特に3番は,技術的には楽だと思いますが,これを聞かせるのは逆に一番むずかしい曲かもしれませんね。そのためか大家セゴビアの演奏の影響が大きいようです(この曲に限らないですが)。村治さんの演奏(コーラスつきですが)は,まっすぐで好きです。
Poranさんのキャリアをもってすれば,すばらしい演奏になるのではないでしょうか。
投稿情報: Enrique | 2010/03/06 13:12
Enriqueさん、コメントありがとうございます。
村治さんの前奏曲第3番の演奏はいいですね。
この曲はどうにでも弾けてしまいそうな感じがしますが、その分、曲としてしっかりまとめるのは難しい気がしますね。
投稿情報: Poran | 2010/03/06 14:28
はじめまして。
渡部範彦さんのエデンチャ.オレムス有難うございました。
長くギターを聴いておりますが、年のせいでしょうか。泣けてきました。
この天才ギターリストが亡くなっていく久しいですがほんと残念です。
僕は今ヴィラロボスの前奏曲5番を9月の発表会にむけて練習中です。
パート3の音を繋げるのが宿題です。難しいですね。
投稿情報: kuron | 2010/08/05 06:22
ついでになぜ5番かというとこれは渡辺範彦さんがNHKでギター弾こうの先生になるまえにこの曲を弾いて感動したからです。
そのときはヴァイスのファンタジーもひかれました。
後にファンタジーはギターを弾こうの主題曲になったのはあまりに有名ですね。
投稿情報: kuron | 2010/08/05 06:29
kuronさん、コメントありがとうございます。
並みのプロギタリストのCDですと、私は1回聴けば「まあ、いいや」と思うことが多いのですが、渡辺範彦さんのCDは繰り返し聴いて、聴けば聴くほど味が出てくる感じがします。こう言うのを名演奏と言うのだろうと思います。
ヴィラ=ロボスの前奏曲第5番も良い曲ですね。9月の発表会が楽しみですね。
投稿情報: Poran | 2010/08/05 20:37
Poran さん
御返信有難うございます。お写真は貴方様が幼少の折のものですね?
僕も子供に戻りたいです。笑い 渡辺範彦先生のNHKギターを弾こう
で番組の終わりだったかミニコンサートをいつもやってと記憶していますが
演奏は常に体、心 全身で演奏されていて終わると渡辺さんはしばし
声が上ずっていたとも覚えています。
本当に素晴らしいギターリストです。
投稿情報: kuron | 2010/08/05 20:55
kuronさん、
私のプロフィールの写真は小学校1年生の時のものです。私にもああいう無邪気な時があったのです。(笑)
私は渡辺範彦氏のNHKギターを弾こうは見ていませんし、勿論コンサートも聴いたことがありません。今渡辺氏のCDを聴くと、生の演奏を聴いてみたかったと思います。
投稿情報: Poran | 2010/08/05 21:51