3月2日(火)~4日(木)に用事があって東京に戻った時に、むさし野ミューに行って、映画「アバター」を見てきました。
この映画は第67回ゴールデングローブ賞の「作品賞」と「監督賞」を受賞し、第82回アカデミー賞では作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響効果賞、録音賞、視覚効果賞の計9部門にノミネートされています。アカデミー賞は現地時間3月7日(日本時間では明後日)には発表される予定になっています。
「アバター」は確かに面白く、迫力がありました。しかし、ストーリーは陳腐で、次の展開が大体予想できるようなものです。ストーリーそのものは賞を取れるようなレベルとは思えません。
しかし、3Dを使った映像は迫力があり、リアルで、なるほどと納得します。 映画は過去半世紀にわたって、白黒映画→カラー映画→70ミリ映画→シネマスコープ→デジタル・サラウンド音響と進歩してきました。ここしばらくは目立った進歩はなかったように思います。しかし、この映画は今までとは全く違った映画でした。向上した3D技術によって、映画は新しい段階に入ったのではないか、と感じました。
ジェームズ・キャメロン監督はこれからはもう3Dでしか映画は作らない、と言っているそうですが、それも頷けます。
映画館に入る時に3D用メガネ(右写真)をくれて、それをかけました。元々メガネをかけていない人は良いのですが、私はメガネをかけているので、その上にこれを二重にかけました。さすがに3時間も二重にメガネをかけて見ていると、ちょっと鬱陶しくなってきました。
通常私は洋画は字幕で見ますが、この映画は吹き替えで見ました。映画を既に見た人のブログに吹き替えの方が良いと書いてあったので、そうしたのですが、これは正解でした。3Dですと字幕は読みにくく、吹き替えの方が画像に集中できる感じがしました。
トータルで考えれば、見ておく価値は十分ある映画だと思いました。
<3月8日(月)追記>
3月7日発表の第82回アカデミー賞で、「アバター」は視覚効果、美術、撮影の3冠にとどまりました。順当な結果と言えるでしょう。
Kappaは始まったばかりの時観に行きました。
Poranさんと同じこと思いました。
あ~~あ~・・・と押しまくられてるうちに終わった!
って感じでした。
投稿情報: Kappa | 2010/03/07 09:04
Kappaさんは早々と観られたのですね。
3Dの技術はここまで向上したのか、という感じはしましたね。
投稿情報: Poran | 2010/03/07 13:39
とても話題になっていますね。
なんとなく マイナーな映画を観に行く機会が多いので、
こうゆう映画も見てみようか?と悩んでいます。
投稿情報: chika8315 | 2010/03/08 17:29
poranさんこんばんは!私もアバター見ましたがジェームスキャメロン監督の
映画は今までほとんど見ています。なのでなんだか今までと同じイメージを使っているなあと感じました。
ターミネーター、アビス、エイリアン、タイタニックetc・・
今回のシガニー・ウイーパーという女優さんはエイリアンで活躍したし、
ロボットのようなものに人間が乗って操縦するのや
アバターをガラスの水槽で培養するのも、
主人公が意識をアバターにコンタクトする時のカプセルのようなベッドも
エイリアンの中にあったし、、、3Dは面白かったけど作品の内容は昔の
ターミネーターやエイリアン、タイタニックの方がぜんぜん面白かったと思いました。あと3D用のサングラスですが出口で回収しないのですね。
家にもって帰ったって使う用途があるわけでなく、300円も追加料金払って
ゴミになるし、資源の無駄?を感じました。
テーマの中には人間の環境破壊を感じる場面はありましたけど、
なんだか正直期待はずれで終わってしまいました。
3Dはこれからの新しい映画のメインになるのでしょうね。
でも私は意外と古い人間で昔のシネマにあこがれます。
、
投稿情報: dorin | 2010/03/08 20:08
chika8315さん、
物語はともかくとして、3Dの映像技術はすごいものだと、私は感心しましたね。そういう点だけからでも、観ておく意味はあると思いました。
投稿情報: Poran | 2010/03/08 20:30
dorinさん、
ジェームズ・キャメロン監督の映画は今まで「タイタニック」しか私は観ていません。「アバター」に出てくる人物像や装置は、確かにどこかで見たようなイメージのものが多いですね。ストーリーもどうと言うことはないし、そういう点がアカデミー賞の作品賞や監督賞を取れなかったということにつながったのだろうと思います。
しかし、3D技術による映像の迫力、圧倒する力は劇場で見てみなければ分からないもので、今までにない段階のものだと思いました。
一方、dorinさんの言われることも分かりますね。昔のイタリア映画やフランス映画、例えば、「鉄道員」や「第三の男」や「カサブランカ」など(だいぶ古いですが)、のようなしっとりとした、情緒のある、味わいのある映画には3Dは必要ないでしょうね。
投稿情報: Poran | 2010/03/08 20:48