「グラナダ」」(セレナータ)は私のお気に入りのCDの一つ、「Andres Segovia - My Favourite Works」(セゴビア自選名演集)の中に収められています(上の写真)。このCDの中には名曲がたくさん収められていますが、「グラナダ」も私の好きな曲で繰り返し聴いていました。が、とうとう自分で弾いてみたくなり、セゴビア編曲の楽譜を探したところ、クラシックギター専門店「FANA」で見つかりましたので、ネット通販で取り寄せました(下の写真)。
<セゴビア編曲・アルベニス曲集>
ところで、イサーク・マヌエル・フランシスコ・アルベニス(Isaac Manuel Francisco Albéniz, 1860年~1909年)は、スペインの作曲家・ピアニストであり、スペイン民族主義楽派の確立者と言われています。アルベニスはギター曲は1曲も書いていませんが、この「グラナダ」の他に、「アストゥリアス」、「セビーリャ」、「朱色の塔」、「入り江のざわめき」など多くの曲がギターに編曲され、コンサートではしばしば演奏され、どれもがギターの名曲になっています。その理由は、これらのアルベニスの曲においては、ギターと密接に結びついたスペインの民族音楽が素材とされており、ギターで演奏されることによってアルベニスの本来の意図が原曲のピアノよりも更に鮮やかに表れるからだと私は思います。
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