5月21日(金)はあずみ野コンサートホールで「稲垣稔・伊藤正己 ギター・ジョイントコンサート」があったので、安曇野に出掛けました。ちょうど良い機会なので、家内が見てみたいと言う「安曇野ちひろ美術館」に寄り、また、道の駅・堀金の「ほりがね物産センター」も覗いてみることにしました。
午後一番で山荘を車で出て、諏訪インターから豊科インターまで高速を走り、1時間20分で安曇野市内の道の駅「ほりがね物産センター」に着きました。
道の駅で産地直送で人気のある物を買おうと思ったら矢張り朝の内に行くべきです。午後2時半頃着いたら、売り切れになって空になっているケースが幾つかありました。
それでも、「ねぎ唐がらし」、「切干大根のおやき」などを買いました。
「ねぎ唐がらし」はご飯の上に乗せて食べても美味しかったし、色々なおかずの味付けにもなりました。
おやきは切干大根がしっかり詰まっていてヴォリューム十分でした。
その後は、安曇野ののどかな田園風景の中を車を30分程走らせて、「安曇野ちひろ美術館」に行きました。(詳しくは「いわさきちひろ」の美術館(安曇野) by Charan をご参照ください。)
美術館の後は、前もってネットで調べて見つけた郷土料理店「ふくらい家・笑福」に向かいました。
この店は古民家を使った大きな建物でした。ここで「安曇野定食」を注文しました。
この定食の中で特徴のある品は「信州サーモン」(写真の真ん中)と「煮いかのわさび和え」(その上の品)です。
信州サーモンは虹鱒とブラウントラウト(鮭)の交配種で、信州独自の新品種だそうです。脂が乗って、とろっとした味わいで、美味しかったです。
また、(「煮いかのわさび和え」は蒸したいかをわさび漬けで和えたものですが、安曇野産のわさびがピリッと味を引き締めて、お酒のつまみにもぴったりの感じでした。
「ふくらい家笑福」からあづみ野コンサートホールまでは車で10分でした。あずみ野コンサートホールは市街地からは外れた所にあり、前には水田が広がっていて、休憩時間に外に出ると、蛙の大合唱が聞こえました。
ホールは100席程度のこじんまりしたものですが、音量が小さいクラシックギターのリサイタルにはこの程度の大きさは手頃です。
この日は地元のギタリスト・伊藤正己氏と兵庫県明石市在住のギタリスト・稲垣稔氏のジョイントコンサートでした。
稲垣氏は私の好きなクラシック・ギタリストの一人であり、また、現在私の「師匠」でもあります。稲垣氏は毎月1回、新宿の「絃楽器のイグチ」来て、個人レッスンを行っていますが、私は数カ月に1回そこに行って、レッスンを受けています。
もっとも、去年から私は蓼科にほぼ定住になってしまったので、なかなか稲垣さんとの日程が合わず、最後にレッスンを受けたのは去年の10月です。
この日の演奏曲目は下記の通りでした。
[演奏曲目]
Ⅰ部
<ギター二重奏>
*フラットパヴァーヌとガリアルド J. ジョンソン作曲
*フランス組曲第3番 ロ短調 J. S. バッハ作曲
<伊藤正己氏独奏> (19世紀ギター使用)
*組曲ニ短調 ド・ビゼー作曲
*エル・デリリオ A. カーノ作曲
Ⅱ部
<稲垣稔氏独奏>
*アディオス・ノニーノ A. ピアソラ作曲
*プレリュードとダンサ J.オルボン作曲
*3つのメキシコ民謡 M. ポンセ作曲
小鳥飼いの娘
しおれた心
ラ・アデリータ
<ギター二重奏>
*ランクラージュマン 「第一嬉遊曲」 F.ソル作曲
*ニュー・シネマ・パラダイス E.モリコーネ作曲
(アンコール ~ 二重奏)
*オデオン エルネスト・ナザル作曲
*月光 (デ・ラ・マサ編曲) F.ソル作曲
稲垣氏の演奏は、相変わらず綺麗な音色で、正確で安定したテクニックを持ち、そして豊かな情感があって、今回も楽しませていただきました。
帰りに中央高速・諏訪湖サービスエリアに寄って、夜食用に「奥安曇野名物・若笹寿し」(わかさずし)を買いました。
これは、安曇野地方の人達が保存食として、この地の山菜、川魚などを具としてご飯に乗せて、若笹で包んだものだそうです。
あまり期待しないで買ってきたのですが、家に帰って、ビールを飲みながら食べたら、意外と美味しかったです。
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