今年の夏は蓼科高原でもやはり平年より暑いです。我が家は標高1,600mの高さにあるため、真夏の暑い時でも室内では例年24度位しか上がりません。
しかし、昨日、今日と離れのミニログハウスの室内の温度計は26度まで上がりました。ここは東京都内の最高気温よりもだいたい10度位低いのが普通です。ニュースの気象情報を聞くと、都内の気温はやはり36度位になったそうでした。
高原の気温に体が慣れてしまっていると、この温度でも日向を歩くと暑く感じます。
真夏の午後は緑陰のハンモックに揺られているのが、山での一番の過ごし方です。今日は寝転がっていると、ランディが寄ってきて、じゃれてきました。
今日は、幻のそばと言われ、7月のわずか3週間の間しか食べることができない「献上寒晒しそば」を家内と食べに行きました。場所はビーナスライン沿い、蓼科湖のちょっと上にある「そば庄 蓼科高原店 」です。
「献上寒晒しそば」(かんざらしそば)は江戸時代に諏訪の高島藩と高速藩だけが夏の土用に「暑中寒晒しそば」として将軍家に献上していたもので、かなりの高級品だったそうです。
「寒晒しそば」は、秋に収穫した玄そばを「大寒」の時期に清流に浸し、引き上げて「立春」の時期に寒風に晒し、緩慢・凍結・乾燥を燥り返し、その後、夏まで土蔵に保存した特別なそばです。諏訪地域の「凍み」を利用した伝統的な加工食品だったのですが、技術、製法が明治時代に途絶めえため幻となっていました。それを茅野市内の地元の農家、製粉企業、そば店が一体となり最近復活させた手打ち十割そばです。
10割そばだと麺が普通ボソボソした感じになりますが、「寒晒しそば」はそういうことはなく、ちょっともちもちした感じで、美味しかったです。値段は一人前1,600円で、この辺りの盛そばの2倍位ですが、わずか3週間の期間しか食べることができないと思うとそれだけの価値があるような気がしました。
我が家のボーダーコリー、ランディはまもなく1歳10カ月になります。Dog Age Calculatorによれば、人間で言えば23歳位になりますから、ちょうど社会人になったくらいでしょう。
我が家ではランディに特別の教育や訓練はしてきませんでした。しかし、生後2カ月で我が家に来た時から、私は、分かる分からないは別として、できるだけ言葉でランディに話しかけてきました。
そうすると、次第に人の言う言葉をだいぶ理解してきました。ランディが理解していると思われる言葉をアトランダムに書き出してみると、次のように26語になります。これだけの言葉が分かると、我が家で日常ランディと生活したり、会話することに支障は殆どありません。
言葉の他に、私や家内の動作を見たり、場の空気を読んでランディが反応する場面もよくあります。
<ランディが理解していると思われる言葉>
お座り、お手、お替り、待て、OK、よし、いけない、いい子だね、おいで、ハウス、
ご飯、おやつ、行くぞ、キャッチ、持ってこい、無いよ、おしまい、寝なさい、ベランダ、
散歩、フリスビー、行くよ、こっち、帰るよ、出なさい、どいて、 [合計26語]
しかし、私は「犬語」を理解できません。そう考えると、人間よりももしかして犬の方が頭が良いのではないかと思いたくなってしまいます。
野菜は実、葉、あるいは根を食べることを最終的な目標として育てますが、途中に咲く花に綺麗なものが色々あります。
今、私の畑ではジャガイモ「レッドムーン」に花が咲いています。薄紫色で、清楚な花です。
一説によれば、ジャガイモは昔はアイルランドや英国で観賞用の花として珍重されていたそうです。しかし、今から200年前のアイスランドの大噴火によって欧州で冷害が起き、飢饉になり、観賞用の花だったジャガイモが主食食材になったのだそうです。
ですから、もともとジャガイモの花は美しいものだったようです。
<2010年11月27日追記= この記事では、最初この花を「インカの目覚め」と記載しましたが、その後、「インカの目覚め」ではなく「レッドムーン」であることが判明しましたので、記事の記載を遡って「レッドムーン」に訂正しました。>
4日(日)は、ご近所のスズムシさんの地元ギターアンサンブルの仲間である越敬一さんが出演されるというので、そのコンサート『サックス&ギター 西沢聖子・越敬一 デュオコンサート』を千曲市まで家内と聴きに行きました。
我が家からは高速道路を使わずに、白樺湖→大門街道を通って千曲市内まで2時間弱で着きました。
会場のあんずホールは更埴文化会館の中にあって、小ホール、会議室、学習室などが併設されています。
あんずホールは760席の大ホールですが、開演時には8割方は埋まっていて、盛況でした。
ギターの越さんは千曲市在住で、2001年第8回埼玉ギターコンクールで優勝、2007年第2回シニアギターコンクールで優勝された方ですが、スズムシさんのお話ですと、最近勤め先を早期退職され、プロに転向されたそうです(現在58歳)。
また、サックスの西沢聖子さんは千曲市出身、東京芸大卒で、現在愛知県在住。越さんとはこれまで2回デュオコンサートを行っているそうです。
プログラムは下記の通りですが、一部はクラシック曲、二部は越さんのギターソロで3曲弾かれた後、再びデュオでポップスなど馴染みのある日本の曲の演奏でした。
西沢さんは2種類のサックスを使用しました。楽器の説明はありませんでしたが、見たところ、ソプラノサックスとアルトサックスのようでした。
クラシックギターとサックスの二重奏と言うのは私は初めて聴きました。サックスと比べてギターの音量ははるかに小さいので、当然ギターのみマイクを使いました。ギターとサックスは意外と合っていて、楽しめました。この楽器の組み合わせでは既存の楽譜はないので、西沢さんが全て編曲したそうですが、ギターは単なる伴奏に終わらず、ギターとサックスが交互に主題を演奏し、それぞれの特徴が表現されていて、編曲も良かったと思いました。
越さんのソロ演奏の中では「モーツアルトの魔笛の主題による変案曲」はコンクールで優勝した時に弾いた曲だそうで、流石に力演でした。
<<演奏曲目>>
[一部]
◆DUETTO◆
☆間案曲 ジャック・イベール
☆ルーマニア民族舞曲 ベーラ・バルトーク
1、杖を用しヽる踊り 2、飾帯をつけた踊り 3、足踏み踊り
4、フチュムの踊り 5、ルーマニアポルカ
☆七つのスペイン民謡より「ムーア人の織物」 マヌエル・デ・ファリャ
☆パレエ音楽「三角帽子」より「粉屋の踊り」 マヌエル・デ・ファリャ
☆スペイン組曲よりOp47-3 「セビーリャ」 イサーク・アルベニス
☆カルメン幻想曲 作品.25 パブロ・デ・サラサーテ
1、序案i第4幕前案曲「アラゴネーズ」 2、第1幕「ハバネラ」
3、第1幕「カルメンの鼻歌」 4、第1幕「セギディーリャ」
5、第2幕「ジプシーの歌」..
[二部]
◆GUITAR SORO◆
☆バーデンジャズ組曲より「シンプリシタス」 ジリ・イルマル
☆アルハンフラの想い出 フランシスコ・タレガ
☆モーツアルトの魔笛の主題による変奏曲 フェルナンド・ソル
◆DUETTO◆
☆初 恋 越谷達之助
☆おくりびと 久石 譲
☆浜辺の歌 成田為三
☆少年時代 井上陽水
☆花 喜納昌吉
☆涙そうそう BEGIN
☆上を向いて歩こう 中村八大
☆見上げてごらん夜の星を いずみたく
(アンコール)
☆リベルタンゴ アストル・ピアソラ
☆ラビング・ユー ミニー・リパートン
コンサートの帰りに、スズムシさんに教えていただいた「信州あんずの里物産館」に寄りました。ここでは沢山のあんずを売っていて、また、朝採りした梅も美味しそうでした。それで、 シロップ漬け用のあんず1kg(下の写真左)、ジャム用あんず2kg(写真右)と無農薬栽培と言う梅1kg(写真中央)を買ってきました。
今日早速、これらを使って、家内がジャムや梅酢ドリンクを作ってくれていました。
7月1日(木)は、俳優柳生博が経営することで知られる八ヶ岳倶楽部にランディと一緒に初めて行ってみました。
我が家からは八ヶ岳倶楽部までは、メルヘン街道→八ヶ岳エコーライン→八ヶ岳鉢巻道路→八ヶ岳高原ラインを通って車で約1時間の距離です。
八ヶ岳倶楽部のレストランには広いベランダが付いていて、そこは犬を連れて食事することができます。
我々はランディと一緒にベランダのテーブルについて、ランチをいただきました。
二人で「倶楽部サラダ」一皿と、それぞれ「本日のスパゲティ」を注文しました。
「倶楽部サラダ」は玉ねぎが中心、「本日のパスタ」はズッキーニやサヤエンドウが入っていました。
デザートに家内は「リスのケーキ」を、また、飲み物には「フルーツティー」(小;2人前1,600円)を注文しました。
サラダ、スパゲティ、ケーキについては、それらの内容、ボリュームから言って、蓼科・八ヶ岳界隈のレストランとしては値段は割高で、“観光地料金”という印象です。
しかし、、ご近所のshk*さんも先日飲まれたと言う「フルーツティー」は納得でした(下の写真)。
「フルーツティー」には、りんご・オレンジ・メロン・キウイ・巨峰・いちご・レモンの7種類のフルーツが煮込まれ、それらのフルーツの甘みが紅茶に溶け込んでいて、美味しかったです。ガラスのポットに入ったフルーツは見た目にも楽しめました。
ランディと一緒にレストランに入るのは初めてでしたので、おとなしくしていられるか、ちょっと心配でしたが、我々が食事をしている間ランディはそばで寝そべって静かにしていましたので(下の写真)、合格でした。
昼食の後は、レストランの裏に広がる雑木林を散歩しました。
雑木林の中はひんやりとした気持ちの良い空気が広がっていました。林の真ん中には「ステージ」があり(上の写真)、ニット製品の個展が行われていました。
レストランと中庭を挟んで「ギャラリー」があり、そこでは木工品、ガラス製品、陶器など手作りの作品が展示・販売されていて、ここは見るだけでもそれなりに楽しめました(下の写真)。
八ヶ岳倶楽部は標高1,350mの所にあって、林やその空気は基本的には我々の住んでいる所と変わらないので、まあこんなものだろうな、と言う感じです。
しかし、ちょっとしたお出掛けの小旅行の気分は楽しめました。
昨日、28日(月)は畑に行き、ブロッコリー、キャベツ、サラダ菜の植え付けをしました。ブロッコリーとキャベツには虫が付かないように寒冷紗を掛けました。これで今シーズンの植え付けは、あと白菜を残すだけで、ほぼ終了です。 白菜は、ジャガイモを収穫した後の畑に7月末頃、植え付けする予定です。
6月4日にブログ記事「畑作業の繁忙期」を書いて以降に新しく植えた野菜は次のの10種類です。
ズッキーニ、ピーマン、パプリカ、ハンダマ(沖縄野菜)、落花生、
ニンジン、大根、ブロッコリー、キャベツ、サラダ菜、
6月4日時点で、下記25種類を植え付け、または種蒔きをしていましたから、これで今シーズン栽培している野菜は合計35種類になりました。
ジャガイモ(レッドムーン、インカの目覚め)、キクイモ、トマト(ミニ、中玉、大玉)、
キュウリ、カボチャ、バターナッツ、トウモロコシ、リーフレタス、ルッコラ、
コリアンダー、ナス、しし唐、枝豆、オクラ、エンドウマメ、インゲンマメ、シソ、
ラディッシュ、
ハーブ類(バジル、オレガノ、ローズマリー、ラベンダー、タイム、イタリアンパセリ、
チャイブ)
また、この日は我が家の畑で今シーズン最初の収穫をしました。ルッコラ、コリアンダー、サニーレタス、それに家内が植えたローズマリー、バジルなどのハーブ類とラディッシュです。早速、家内が昨晩夕食時のサラダにしてくれました。(詳しくは、charanのブログ「初収穫」をご参照下さい。)
6月26日(土)午後、久し振りにプロギタリスト稲垣稔氏のギター個人レッスンを受けました。
兵庫県明石市にお住まいの稲垣氏は、飛行機を使って東京に来られ、月に1回、不定期に新宿の「絃楽器のイグチ」でギター個人レッスンを行っています。
私は1年程前から蓼科にほぼ定住になり、東京に帰る機会が減りました。そのため、稲垣先生のレッスンの日程と私のタイミングがなかなか合わず、去年の10月以来、8カ月振りのレッスンとなりました。
私は今、エイトル・ヴィラ=ロボス作曲「前奏曲第3番」を新しく練習しています。私がヴィラ=ロボスの曲を弾くのはこの曲が初めてです。この曲は技術的には特に難しい所はありませんが、曲の解釈、曲想の付け方が難しく、弾いていて、こういう弾き方で良いのかよく分からず、確信を持てない所がいくつかありました。
この日のレッスンでは一番目にこの曲を弾いて、みていただきました。稲垣さんの説明は論理的且つ明快でした。また、分かりやすいアドバイス、指摘をいただき、私の疑問点は解消しました。あとは指摘いただいた注意点やアドバイスに従って、自分で練習するのみです。
この日のレッスンは順調に進んで、60分の間にこの曲を含めて4曲を指導・アドバイスしていただきました。私にとっては、8カ月振りではありましたが、大変充実したレッスンでした。
車山高原と霧ヶ峰のレンゲツツジがそろそろ見頃になっていると聞いていましたが、昨日、24日(木)はようやく梅雨の晴れ間になったので、ランディの散歩を兼ねて、車山と霧ヶ峰に行ってみました。
我が家から車山駐車場までは車で約25分です。そこに車を停めて、ランディと車山の遊歩道を途中まで歩いて登りました。車山の下の方のレンゲツツジはピークを越していましたが、中腹のレンゲツツジは満開でした(上の写真)。
そのあと、車を走らせて、隣の霧ヶ峰に行きました。霧ヶ峰の下の方は満開でしたが、上の方はまだ6分咲き位の感じでした。
車山よりも霧ヶ峰の方がレンゲツツジが密集して生えていますので、こちらの方が見ごたえがあります(下の写真)。
車山と霧ヶ峰を散歩した後、急遽、車山高原のペンション青空の扉さんにお邪魔しました。Voxのご近所でもある青空の扉さんにはボーダーコリー、リックちゃん(♀)がいて、NET上のボーダーコリー・コミュニティなどでメッセージのやり取りなどはしていましたが、実際にお会いしたことはまだありませんでした。
思いついて電話すると、いらっしゃると言うことで、ランディと共にお邪魔させていただきました。
青空の扉さんのリックちゃんはランディと同い年ですが、ランディよりも1ヵ月だけお姉さんです。初対面なので、合性はどうかなと思いましたが、二人は仲好く遊んでいました。
リックちゃんは普段リード無しで、自由に周辺で遊んでいるそうで、伸び伸びしている感じがしました。
ベランダからは茅野市街地まで見渡せて、素敵なペンションでした。ペンションの裏庭にはご主人が手作りでドッグランをちょうど作り上げたとのことでした。また、犬と人間が一緒に泊まれる専用ルームもご主人の手作りで最近完成したそうです。
奥様手作りのマカロンとコーヒーをベランダでご馳走になりましたが、奥様は元ケーキ職人さんと言うだけあって、とても美味しかったです。
ランディは久し振りにボーダーコリーの友だちと会って、喜んだと思います。青空の扉さんご夫妻にはお世話になり、ありがとうございました。
昨日、関東甲信地方は梅雨入り宣言されました。
蓼科は今日は午前中は晴れ間が出ましたので、ランディと一緒に、幾つかの散歩コースの中でも見晴らしの良いコースを歩きました。
蓼科高原では唐松も白樺も、灌木も緑になり、下草も生え上がって、今緑一色になっています。
散歩コースからは、鮮やかな緑の唐松林と、その向こうに車山(上の写真)や蓼科山(下の写真)が気持ち良く眺められました。
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