台風18号は今朝、山荘近くの諏訪市、松本市付近を通り過ぎました。強力な台風と聞いていたので被害が心配でした。台風が過ぎ去った昼前に山荘のまわりをチェックしてみましたが、幸いこれと言った被害はありませんでした。
しかし、強い風が吹くといつもそうですが、山荘周辺の道路や庭には唐松などの枝がたくさん落ちていました。今回は風も強かったようなので、相当大きな枝も落ちていました(上の写真)。
明日からは晴れるので、落ちた枝の後片付けをゆっくりしようと思います。
9月が終わり、10月に入りました。 我が家の庭の草や灌木は朝起きて見ると、一日一日、黄色や赤色が増してきています。今年の紅葉の始まりは例年よりも少し早い感じがします。これも夏が短かったせいでしょうか。
昨日は一日中雨が降っていましたが、今日は晴れ間が出たので、午後ランディを連れて車で麦草峠に行ってみました。
麦草峠(http://www.lcv.ne.jp/~mugi2127/index.html)に着くと、天気は晴れと言うよりも曇りがちでした。
北八ケ岳の麦草峠は標高2,127mあり、紅葉は見頃になりつつあります。 色づくのが早いナナカマドはもう一部散り始めていました(下の写真)。
このちょっと上にある白駒池の紅葉はもうピークになっていると聞きましたが、今日は時間がなかったので行けませんでした。
帰りにメルヘン街道(国道299号)沿いにある日向木場展望台に寄りました。雲が多くて、やや霞がかかっている感じでしたが、標高約2,000mの展望台からは黄色く紅葉しつつある八ヶ岳が眺められました(下の写真)。
ヤフー・ブログがきっかけで知り合いになった、クラシックギター愛好家、スズムシさん(http://blogs.yahoo.co.jp/amazonrosewood)に誘われて9月27日(日)に千曲市に一泊で行ってきました。
蓼科の我が家から車を飛ばし、約2時間で予約してあった戸倉上山田温泉のホテルに着きました。ホテルの駐車場でスズムシさんと落ち合い、スズムシさんのご案内で千曲市内国道18号沿いにあるうどん屋「十萬石本店」(ご参照:下記①)に行きました。
この店でこの地の名産である「おしぼりうどん」(下記②)を食べました。これは通常の魚類系のだし汁の代わりに大根おろしを布巾などに包んで絞り、その絞り汁に味噌や醤油を入れたものをつけ汁として食べるものだそうです。この辺は海から遠い地域のため、鰹や煮干しなどの魚貝系のだし汁の調達が難しく、このような食べ方が定着したとのことです。普通にはない汁ですが、大根の辛みもあり、さっぱりした味です。手打ちの腰のある麺と絡めて、なかなか美味しかったです。
昼食のあと、スズムシさんのクラシックギター仲間のI さんが演奏される「二胡とギターのコラボライブ」を聴きに行きました。会場は千曲市内の「木の花屋」(下記③)。普段は漬物屋兼レストランです。
第一部はIさんのギターソロで、アストリアス、アルハンブラの想い出、アラビア風奇想曲などのクラシックギターの定番曲、それにジブリ曲、映画音楽と、計10数曲を弾かれ、熱演されました。
第二部はSさんの二胡とIさんのギターの二重奏。途中二胡のソロ演奏2曲を挟んで、童謡、ポップス、映画音楽など計12曲演奏されました。 二胡とクラシックギターは楽器の音量が近く、音色も合っていました。
4時半頃に演奏会が終わって、スズムシさんのお知り合いであるギター製作家さらしなさん(http://blogs.yahoo.co.jp/gb1306490)のギター工房AGEMIZUにスズムシさんと一緒に見学にお伺いしました。 ギター工房は姨捨の棚田の上に位置しています。
さらしなさんは県立高校の社会科教師をしていましたが、50歳頃から仕事の合間にクラシックギター製作を始め、2005年の第2回アマチュアギター製作コンテストに見事優勝されました。今は既に定年退職され、本格的に自宅でクラシックギターを製作されています。
さらしなさんは今年2月にテレビ朝日の番組「人生の楽園」で『 手作りギターは故郷の音色』(下記④)と題して、ギター製作者としての活躍振りやその人となりが放映されました。今や全国に知られる人となりました。また、この番組の中では、スズムシさんもさらしなさん製作の10弦ギターを使って演奏する姿が映されたそうです。
ギター工房では、ギターを製作するための良い木材の入手のことなど苦心談をお聞きし、また、いろいろな工具なども見ることができ、興味深かったです。
その後、夕食懇談会の会場となる 、近くの「月見荘」に行きました。月見荘はさらしなさんの知人が所有するセカンドハウスですが、千曲市の西部の姨捨(おばすて)の棚田の中にあります。
傾斜地に段々状に造られた小さな水田である棚田(下記⑤)は江戸時代中頃から明治時代初期にかけて開田され、ここには現在25ha、約2000枚の棚田が現存しているそうです。
棚田の上の方に建っている月見荘からは棚田とその向こうに千曲市街が見下ろせ、素晴らしい眺望です。
この日の夕食会の参加者はさらしなさんご夫妻、さらしなさんの知人の地元会社経営者Hさん、フォークギター愛好家の会社員Mさん、午後のライブで演奏されたギタリストのIさんとその奥様、それにスズムシさんと私の計8人でした。
料理はテイクアウトした寿司やオードブル。それに、さらしなさんの奥様が畑で栽培された採れたての野菜とそれから作った手作りの漬物があり、これは美味しかったです。
日が暮れると、月見荘のベランダからは千曲市街の夜景が輝いて見え、綺麗でした。
会食が進むと、フォークギターを持参されたMさんの弾き語りやスズムシさんのクラシックギターの競演が始まり、盛り上がりました。私も、月見荘に置いてあったさらしなさん製作のギターを借りて何曲か演奏しましたが、相当酔いがまわっていましたので、たいがい途中で運指を忘れてストップしていました。
ギター談議などで盛り上がり、時間を忘れて、お開きになったのは0時を回って、午前2時でした。
さすがに痛飲したので、翌朝上山田温泉のホテルで8時半まで寝ていました。10時ぎりぎりにチェックアアウトし、上田市~大門街道~白樺湖経由で、途中休憩を入れて2時間で蓼科の我が家に戻りました。
実に中身の濃い、充実した一日でした。特にさらしなさんご夫妻、スズムシさんには大変お世話になり、感謝です。
<ご参照リンク>
①手打ちうどん「十萬石本店」→http://chikuma-kanko.com/modules/knavi/index.php?lid=235&cid=19
②おしぼりうどん→http://www.city.chikuma.nagano.jp/app/kanko/080519152516680/080519161007125/20080520162913272.html
③木の花屋→http://konohanaya.co.jp/konohanaya/shopinfo.php#honten
④テレビ朝日「人生の楽園」『手作りギターは故郷の音色』→http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/contents/past/0009/
6月25日に苗3本を植えたバターナッツは、この夏の日照不足にもかかわらず順調に育ち、既に大きくなった実を6個収穫しました。これから5、6個はまだ収穫できそうです。
バターナッツはカボチャの一種ですが、中身は切ってみると右の写真のように黄色く、バターのようなネットリとした果肉です。
これまでに天ぷら、スープ、炒め物の3種類を家内に作ってもらいました。
やはりバターナッツと言えば、スープが一番の料理です。カボチャの一種だけあって、パンプキンスープに味は近いですが、バターのようなコクがあります。甘みがはカボチャと同じ位でしょうか(下の写真)。パンプキンもいいですが、バターナッツ・スープは更に良かったと思いました。
天ぷらもカボチャのような感じで、美味しかったです。
炒め物は塩・胡椒だけの味付けで十分で、ビールのつまみにもなりました。
「バターナッツの植え付け」記事→http://poran.vox.com/library/post/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84%E3%81%AE%E6%A4%8D%E3%81%88%E4%BB%98%E3%81%91.html
今年の蓼科は夏が短かったためか、秋が来るのがいつもより早い感じです。
今日は朝からすっきりと晴れていました。庭に出ると空気が頬に冷たい感じでした。
午前中ランディを連れて別荘地内を散歩しました。 いつも歩く、見晴らしの良いところに来ると、北には蓼科山が、西には北アルプス、乗鞍岳、中央アルプスが、青く透き通るような空と遠くのうろこ雲を背景にきれいな姿を見せていました。
同じ別荘地に定住され、クラシックギターを趣味とされるYs.さんに誘われて、9月5日(土)は陶仙房「第3回二胡とギターの夕べ」に初参加しました。
会場の陶仙房(→http://www2.ocn.ne.jp/~tosenbo/index.html)は白樺湖から女神湖に行く道路の途中にある陶芸工房で、CAFE、ギャラリーなどを併設しています。アマチュアでギターを弾く有志が集まって、ここのCAFEを借りてコンサートを開いて3年目になるそうです。
プラグラムは下に添付の通りですが、まずK.W.さんの二胡演奏があり、そのあとギター独奏の3番目で私が弾かせていただき、フランシスコ・タルレガ作曲の「メヌエット形式の練習曲」と「アラビア風奇想曲」の2曲を演奏しました。
そのあと、二胡とギターの二重奏、ギター三重奏と続きました。
お客さんは去年は10人位だったそうですが、今年は20人位入り、CAFEの席はほぼ埋まっていました。
お客さんは殆どが演奏者とは顔見知りの人達のようでしたので、約1時間の演奏後は、皆さん帰らず、そのままCAFEでコーヒーなどを飲みながら談笑していました。 結局、お開きになったのは7時を過ぎていました。
蓼科に来ると、ギター・ソロを弾く場は滅多にありませんので、こういう機会は貴重なものに感じました。
ところで、私は最近は国分寺のライブハウス「クラスタ」などで時々ギター・ソロを弾くようになりましたが、うちの家内は私が人前でギター・ソロを弾くのを今まで一度も聴いたことがありませんでした。
今回家内は私と一緒に陶仙房に来て、私の人前でのソロ演奏を初めて聴きました。私の出番が来て、私が立って、簡単な自己紹介などを話し始めると、家内は見ていて、ハラハラ、ドキドキ(無事に弾けるだろうかと)してきたそうです。まるで子供のピアノ発表会をみる母親の心境だったようです。(笑)
私が家でギターの練習をするのを家内はいつも聞いている(正確に言えば、いや応なく聞こえてしまう)わけですが、“家で弾いているときの半分も弾けていなかった、これが人前で緊張するということなのかと思った”との感想を述べていました。
4日間ほど東京の家に戻っている間、8月31日(月)に国分寺のライブハウス「クラスタ」でちょうど“高橋正樹ギター道場”があったので、これに参加しました。私はクラスタに行ったのは2ヶ月振りでした。
“高橋正樹ギター道場”では最初の30分間高橋さんがギター・ソロを弾き、その後は、第二水曜日に行われている“飛び入りフリーコンサート”と同じ要領で、来店順に約10分の持ち時間で順番に演奏します。“飛び入りフリーコンサート”との違いは、“飛び入りフリーコンサート”ではギター・ソロに限定ですが、ここではギター以外の楽器もOK、ボーカルもOK,重奏もOKです。
この日の参加者は全部で14人。フルートあり、ピアノあり、ボーカルあり、とバラエティに富んでいました。私も順番が来て、ギター・ソロを3曲弾きました。
参加者のうち4人はクラスタの常連のプロまたはプロレベルの人達で、この晩は豪華メンバーが揃いました。自分の相変わらずの硬くなってしまう演奏はさておいて、ハイレベルで、また、クラシックからボサノバ、ポップスまでバラエティに富んだ演奏をいろいろ聴くことができ、大いに楽しめました。また、刺激にもなった一晩でした。
8月28日(金)晩は、この近くで7月にオープンしたイタリアン・レストラン「マハロカフェ・リストランテ」での荘村清志ギター・ディナーリサイタルを聴きに行きました。
あまり広くないレストランには椅子が並べられ、開演前には30人弱のお客で一杯でした。お客は見渡したところ殆どがこの近くの別荘族のようで夫婦連れが多く、平均年齢は70歳近い感じでした。
6時半から1時間ほどソロ演奏が行われました。演奏曲目は次のとおりです。荘村さんの演奏は「スペイン・セレナータ」や「セビリア」のような難局も高度な、確かな技術で弾き、歌わせ、さすがプロという感じでした。大きくはないログハウスのレストランでの演奏でしたので、間近で聴き、両手の細かな指使いまで見ることができ、そういう点でも興味深く、勉強になりました。
フレスコバルディ作曲 「アリアと変奏」
スカルラッティ作曲 「二つのソナタ」
バリオス作曲 「郷愁のショーロ」
マラツ作曲 「スペイン・セレナーデ」
タルレガ作曲 「アルハンブラの想い出」
アルベニス作曲 「グラナダ」、「セビリア」
<アンコール> マイヤーズ 「カヴァティーナ」(映画『ディア・ハンター』のテーマ曲)
作者不詳 「禁じられた遊び」
演奏の後は演奏者荘村氏も入って、立食形式のイタリア料理のディナーとなりました。お客の中には私の顔見知りの人達が何人かいましたので、ビールやワインを飲みながら、音楽の話やよもやま話に花が咲きました。
また、私は荘村さんと話をする時間がありました。荘村さんのホームページの「PROFILE ギターとともに歩む」の最後のページに次のように述べられていたことを思い出し、この点について荘村さんにお聞きしました。
『40代の頃は、技術の低下が心配だったが、 その後いろいろ研究して最近また指が軽くまわるようになった。 表現力にもいっそう自信がもてるようになり、これから花が咲きはじめる予感がする。 これからの自分が楽しみである。』
“若い時は技術に走るようなところがあったが、歳を取り、人生のいろんなことを経験することによって、それらを踏まえた表現ができるようになった”という主旨のことをおっしゃっていました。同年代の私としては共感できる話でした。
標高1,100メートルの私の畑では8月末になり、トウモロコシや枝豆など実もの野菜が収穫のピークです。
このところ我が家では毎日トウモロコシを2本折って採り、枝豆を2~3本引き抜き、晩に夫婦で採り立てのものを美味しく食べていました。
しかし、最近近くの畑ではトウモロコシが動物に食べられ、また、その畑の人は枝豆が美味しそうに太ってきたので、明日採ろうと思って翌朝畑に行ったら、一晩で枝豆が全てきれいに食べられていたそうです。
私の畑でも8月26日(水)に朝行ったら、トウモロコシが3本倒されて、食べられていました。 やむを得ず27日(木)には残っていたトウモロコシ20数本を全部収穫しました(右の写真)。
また、29日(土)午後からは4日間ほど東京の家に帰らなければならないため、枝豆はまだ十分太くなっていないものもありましたが、29日朝、全部枝豆を引き抜いて収穫してしまいました(下の写真)。
近くの畑の枝豆などを食べたのはムジナ(つまり、ハクビシン)だろうというのが畑のオーナーや詳しい人達の推測です。
この辺の畑の野菜を食い荒らす動物は主にムジナ、鹿、カラスです。タヌキが出るという話もあります。また、近くの他の人の畑では今年育てていた地中のジャガイモが野ネズミに全て食べられていたそうです。野ネズミはモグラの穴を通ってジャガイモを食べにくるのだそうです。陸と空の両方からいろいろな動物が攻めてくるのですから、防ぐのは容易ではありません。
また、29日(土)はおもしろい形の野菜を二つ収穫しました。瓢箪形をしたバターナッツとバナナの形をしたバナナピーマンです(上の写真)。バターナッツは6月25日に植え付けたものを初めて1個収穫しましたが、今たくさん実を付けていますので、これから続々収穫できそうです。
私の畑では少量多品種の方針で野菜作りをしています。それでも収穫の時期になると夫婦二人では食べきれないくらい収穫できてしまいます。先日収穫した大根は「おろし大根」と言う銘柄だけあって、大根おろしにするととても美味しく、毎晩おろして食べていました。それでも食べきれない分は今年は干し大根にしてみました。ネットでやり方を調べて、縄で縛って、ベランダに吊るしました(上の写真)。どんな干し大根ができるか楽しみです。
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