昨日(1日)、蓼科では昼頃から湿った雪が降り始め夜まで降っていました。今朝には止んで、晴れましたが、7~8cm新しく積もりました。
山荘の周りはしばらく振りの雪化粧です。
ランディは手術して1週間経ちましたので、手術後初めて午前中家の近くを少し散歩しました。
新しく降り積もった雪道をランディはエリザベスカラーを付けたまま散歩です。 エリザベスカラーがないと、ランディは手術した傷口を舐めてしまうので、まだこれははずせません。
<ランディ ~ 1週間振りに散歩 2011年3月2日>
ランディはもう元気一杯で、走り回りたくて仕方がないようでした。
<エリザベスカラーの中に雪を一杯付けたランディ>
エリザベスカラーを付けたままランディは雪の中に顔を突っ込んで雪を食べたりするので、カラーの内側には雪がべったり付いて、鼻まで白くなっていました。
「レオナルド・ブラーボ&稲垣稔 ジョイントギターコンサート」を聴いた翌日、2月26日(土)午後、南新宿の「絃楽器のイグチ」に行って、稲垣稔氏のギター個人レッスンを受けました。
稲垣氏から個人レッスンを受けるのは、去年の8月、蓼科高原ギターサマースクールを受講した時以来ですから、ちょうど半年振りになります。
今回みていただいた曲はI.アルベニス作曲(A.セゴビア編曲)「グラナダ」です。この曲は去年の11月に楽譜を入手して練習し始めましたから、3ヶ月経っていますが、いまだにすらすら弾けません。左手の弦の押さえにきついところが多く、ハーモニックス、曲想の付け方も難しく、練習してみると思った以上に奥が深く、自分にとっては骨の折れる曲です。
セゴビアの編曲ではハーモニックスが多用されていますが、楽譜を見ても具体的な弾き方がよく分らない所が何箇所もありました。
今回のレッスンで、それらのハーモニックスの弾き方を具体的にご教示いただき、分からないところは全てクリアーになりました。また、この曲の出だしのメロディー、その後も繰り返し表れますが、は高音が伴奏で、低音が旋律ですが、高音の伴奏はグラナダにあるアルハンブラ宮殿の噴水の水の音を表現しているのだそうです。そう考えると、演奏する時の具体的なイメージが湧いてきそうな気がします。
この曲は美しい名曲ですが、1年間練習していても自分は弾けるようにならないのではないかという不安を感じていました。練習していれば、左手も(弦を)うまく押さえられるようになってきますよ、 と今回のレッスンで励まされましたので、気を取り直して、今年の自分の「課題曲」のつもりで練習して行こうという気に再びなりました。
<A.セゴビア演奏、アルベニス作曲「グラナダ」(セゴビア編曲)>
・・・・・セゴビアによる名演奏ですが、音質が悪いのがちょっと残念です。
2月25日(金)は午後、東京に戻り、夜7時からのルーテル市ヶ谷センターでの「レオナルド・ブラーボ&稲垣稔 ジョイントギターコンサート」を聴きに行きました。
開場の6時半には入り口前に長い列ができていて、200席の会場は満席でした。お二人のファンが多いことが窺えました。
去年の8月に行われた蓼科高原ギターサマースクールにレオナルド・ブラーボ氏がゲスト講師として招かれ、その際の講師コンサートで稲垣稔氏とブラーボ氏の二重奏を私は聴きましたが、それは私が今まで生で聞いたギター・デュオの中で最も素晴らしいものでした。
ですから、今回正式にブラーボ氏 と稲垣氏のジョイントコンサートが行われると聞き、私は期待していました。
演奏曲目は下記の通りですが、Ⅰ部ではブラーボ氏と稲垣氏それぞれソロが演奏され、Ⅱ部でお二人のデュオが演奏されました。ブラーボ氏は独特のビブラートをきかせた甘い音色に、情感あふれる演奏。稲垣氏は表情豊かな美しい音色に、相変わらずの安定したテクニックです。
Ⅱ部のデュオはJ.S.バッハ(原曲A.ビバルディ)の協奏曲ニ長調(松本吉夫&稲垣稔編曲)で始まりました。お二人の美しい音色が交互に流れ出てきて、高度なテクニックに裏打ちされ、涙が出そうなくらい心に響いてきました。
ギター二重奏としてはイダ・プレスティ(1924~1967)とアレクサンドル・ラゴヤ(1929~2001)の夫婦デュオが有名ですが、私はプレスティとラゴヤのCDは持っていますが、生演奏は聴いたことがありません。
ブラーボ&稲垣・二重奏はプロの中でも素晴らしいものだと私には思えます。
アレクサンドル・ラゴヤは稲垣氏のパリ国立高等音楽院留学時代の恩師であり、今回稲垣氏はソロでA.ラゴヤ作曲の「レヴリ(夢)」を弾かれ、また、二重奏では、イダ・プレスティ作曲の「エチュード ファンタスク」を弾かれました。
<レオナルド・ブラーボ&稲垣稔二重奏@ルーテル市ヶ谷センター>
ブラーボ氏と稲垣氏は、音の質は少しずつ違いますが、お二人とも美しい音を出され、また、魂のこもった演奏をするという点で共通していると私には思えます。それにお二人の個性が絡み合って、息の合った二重奏を作り出しています。
是非再演していただき、再びお二人のジョイントコンサートを聴きたいものです。
Ⅰ部 ソロ
<L.ブラーボ>
*6つのパバーヌ L.ミラン
*「ブエノスアイレスの四季」より冬、春 A.ピアソラ
<稲垣稔>
*「中南米風前奏曲集」よりNo.3カンポ、N0.5タンボリーレス A.カルレバーロ
*レヴリ(夢) A.ラゴヤ
*プレリュードとダンザ J.オルボン
Ⅱ部 デュオ <L.ブラーボ&稲垣稔>
*協奏曲ニ長調 BWV972、 I.Allegro, II.Larghetto, III.Allegro J.S.バッハ(原曲 A.ビバルディ)
*イギリス組曲 No.2 op.77、 I.Cheerfully, II.Lyrical and smooth, III.Brightly J.W.デュアルテ
*ミラージュ op.110 F.クレンジャンス
*エチュード ファンタスク I.プレスティ
*ミロンガルガーダ M.コロネル
*シェルビータ コンパニェーラ M.コロネル
<アンコール>
*フルーク(帆掛け舟) F.クレンジャンス
*サランガ・デ・ヴォーヴォ(私のおじいちゃんのボロボロの車) セルソ・マシャード
*ミクロ・ペーサス第5番 L.ブローウェル
2月18日(金)、家内と八ヶ岳リゾートアウトレットに行った帰りに、 Aコープ・ピアみどり店の斜め前にあるイタリアン・レストラン「cafe & bar 梅蔵」に一年振りに 寄って、夕食を食べました。
<夜の「cafe & bar 梅蔵」 2011年2月18日>
スープ一つ、ピッツァ一つ、パスタ二つをとって、二人でシェアーしました。
スープは具がたっぷり入った「ソーセージとひよこ豆のことことスープ」(480円)です。
ピッツァは本日のおすすめの「サツマイモとモッツァレラチーズのピッツァ」(780円)を注文しました。油っぽさがなく、サツマイモの甘みがピッツァの生地と良く調和していました。
パスタの一つ目は、これも本日のおすすめの「タラバガニのトマトソースパスタ」(980円)です。
もう一つは、メニューにある「海の幸のペペロンチーノ」(880円)です。どちらのパスタもニンニクでしっかりと味付けされ、美味しくいただけました。
ここは、この界隈のイタリア料理店としてはコスト・パーフォーマンスが良い店です。
昨日、18日(金)、家内が八ヶ岳リゾートアウトレット に行きたいと言うので、一緒に午後、車で出掛けました。行く途中、八ヶ岳エコーラインから富士見町に入ったら、畑の向こうに富士山が立派な姿を見せました。
<諏訪郡富士見町から見た富士山 2011年2月18日15:43>
名前の通り、富士見町からは富士山がよく見えます。
<八ヶ岳リゾートアウトレット 2011年2月18日16:06>
八ヶ岳リゾートアウトレットは平日の夕方だという事もあり、すいていました。
2月13日(日)の日本経済新聞に『音楽はなぜ心に響くの?』 という記事が載っていました。(下に全文を転載します。)
どうして音楽が人の感情に訴えかけるかを、最先端の科学技術が解き明かし始めていると言うのです。記事の中で次のように述べられています。
・・・・・ 福井一・奈良教育大学教授は「音楽に反応する回路が、恐れや喜びに反応する回路と同じであることは重要な発見だ」と解説する。
人間にとって音楽を聴くことは、食べたり眠ったり子孫を残したりする本能的な行動に近いことを示すという。 ・・・・・
これは私がクラシックギターを弾いている時に直感的に感じていたことを具体的に説明してくれています。
私は30代からほぼ25年間ギターから全く離れていて、60歳近くなってギターの練習を再開しました。再びクラシックギターに戻り、弾き始めた時、ギターを弾くことは自分にとっては生きることそのものだという気持ちになりました。毎日でもギターを弾いていたいと思ったものです。それは、ここに言う本能的な行動、根源的なものに感じられます。
これは私にとっては興味深い記事ですが、科学技術の一層の進歩、研究の進展によって更に具体的なことが解明されてくるでしょうし、楽しみでもあります。
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【日本経済新聞 2011年(平成23年)2月13日(日曜日)】
<ナゾ 謎 かがく>
『音楽はなぜ心に響くの?』 ~ 感情操る部分に信号届く
空気の振動で伝わる何気ない音は、ひとたび旋律を作り和音を重ねると人の感情に訴えかける音楽に様変わりする。コンサートを聴いて感動し、一緒に歌って元気を出す。どうしてそんなことが起きるのか、最先端の科学技術が謎を解き始めている。
音楽が感情に及ぼす影響を調べる研究は、1980年代後半から活発になった。いまでは「聴覚野」と呼ぶ脳の横側の表層部分で音を感じ取り、脳の奥深いところにある「扁桃(へんとう)体」という場所にまで信号が行き届くことがほぼ突き止められた。
扁桃体は、様々な生化学物質(ホルモン)を作り出し、喜怒哀楽の感情を調整する中枢部分と考えられている。音楽の生理作用に詳しい福井一・奈良教育大学教授は「音楽に反応する回路が、恐れや喜びに反応する回路と同じであることは重要な発見だ」と解説する。
人間にとって音楽を聴くことは、食べたり眠ったり子孫を残したりする本能的な行動に近いことを示すという。絵画や文学など他の芸術によっても感動し元気づけられることはあるが、その力は音楽の方がより強いと考えられる要因だ。
それを証明する実験も増えている。福井教授らは、音楽を聴いた人たちのホルモンの変化量を調べてきた。残酷な映像を見た後、気持ちを和らげる曲を聴いてストレス時に多く出るホルモン「コルチゾール」を測る実験では、コルチゾールの低下が確認できた。
ポピュラーやクラシックなど様々な音楽を聴いた男女の間で、男性ホルモン「テストステロン」に変化があるかどうかを調べた別の実験では、男性は音楽を聴くとテストステロンの値が下がり、女性の場合は上がる傾向が判明した。どのように解釈すればよいのか、まだ確定していないが「音楽を聴いた影響に男女差がある結果だ」(福井教授)。
音楽が脳にどのような変化をもたらしているのか数多くの証拠を積み重ねていけば、なぜそれが起きるのかを解明できるのだろうか。多くの研究者は仮説と実験を繰り返しながら脳の仕組みを調べていくしかないと考えている。
一方で、岐阜県などの自治体や介護サービス業者などが音楽の効果を福祉や介護などに生かす動きが広がってきた。研究と応用の現場が協力を深めることも大切になっている。
(編集委員 永田好生)
ちょっと前の話ですが、先週の木曜日(10日)、買い物に行った帰りに、ビーナスライン沿い、マックスバリューの少し上の所にある虹鱒料理「きよみず」に初めて入ってみました。 ここは2年程前にオープンした店です。
この店の自信作と思われる虹鱒重の定食を私は注文しました。定食には特製の「作りたて豆腐」、サラダなどが付いています。
虹鱒重は、一見天重のように天ぷらに見えますが、これは天ぷらではなく、虹鱒を黄身揚げし、特製タレに付け込んだものだそうです。虹鱒重の身はふかふかして柔らかく、川魚特有の臭みはありません。たれは私の好みの甘辛系でした。一度試しに食べてみて、面白い料理です。
ランチ定食は680円からあり、メニューも豊富なので、昼食のためにふらっと寄れる店という印象です。
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