夫婦二人暮らしの我が家にも、暮れには次男が帰ってきて、元旦には長男が帰って来ました。今年は長男の彼女も来てくれました。それで、東京の家での元旦の夜は久しぶりに全員がそろって、賑やかでした。酒の強い長男が帰ってくると、ついつい酒のピッチが上がって、私はちょっと飲みすぎてしまいます。
ところで、正月のおかず兼つまみ用に昨年の正月から私は「静岡おでん」を作っています。静岡おでんは料理がダメな私が作る唯一の料理です。私の郷里、静岡市では正月用におでんを作る家がけっこう多いです。1年前に静岡おでんを思い出して、家内に静岡おでんを食べたいから作ってくれと言いましたが、東京育ちの家内には静岡おでんの味付けが分らないということでした。そこで、仕方がないので、私が自分で調べて、去年の正月料理に静岡おでんを作ってみました。まあまあの味が出たので、気を良くして、今年も正月用に静岡おでんを作りました。
静岡おでんは関東のおでんとも関西のおでんとも違います。次のような特徴を持っています。
1.牛すじでだしをとった、黒いスープ(汁が透き通っていない)。
2.おでんが全て串に刺してある。
3.青のり、だし粉をかけて食べる。
4.通常、黒はんぺんが入っている(普通、黒はんぺんは静岡県外では売っていません)。
牛すじを煮込んで、主に醤油味で、汁が減ってきても、取り替えはせず、継ぎ足して、何日でも煮込むため、スープが黒くなります。おでんにスープが良く滲み込んで、美味しくなります。静岡市内の飲み屋ではたいがいこの静岡おでんを用意してあります。
写真のように、汁が滲み込んでどす黒くなっていますので、到底おいしそうには見えませんが、酒のつまみにはなかなかのものです。
静岡おでんの詳しい内容についてはこちらのサイトをご参照ください。→ http://www.at-s.com/html/gourmet/oden/index_b.html
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