ランディと日々の散歩の途中、毎回一度や二度鹿と遭遇しますが、ランディは鹿を見ると猛然と追い掛けようとします。これは獲物を追うボーダーコリーの野生の本能だと思います。しかし、リードが付いているのでランディは追うことができません。リードを放したら、ランディはどこに行ってしまうか分からないし、途中で車と出合った場合、ランディは走る車も猛然と追いかけますから、自動車との事故につながる危険が大です。
<別荘地内の牡鹿 2008年3月28日撮影>
しかし、一度だけでもランディに鹿を自由に思い切り追いかけさせてあげたいと私は思っていました。
今日夕方ランディとの散歩から帰って、家の近くに来ると、我が家の北側に立派な角を持った2匹の牡鹿がいました。もう夕方だから別荘地内を走る車もあまりないし、家の近くだから大丈夫かなと思って、ランディのリードを放してみました。
ランディは一瞬鹿を見た後、1匹の牡鹿を猛然と追いかけ始めました。その鹿もさっと逃げ始めました。真っ白な雪の上を鹿を追って疾走するランディは、さすがボーダーコリーという格好良い走りでした。ランディより一回り以上も体の大きい牡鹿も必死で走って、逃げます。両方とも猛スピードで走りますが、その差が縮まっているかどうかは遠くからはよく分りません。2匹は大きく右にカーブして走り、向こうのゆるやかな坂を下って、両方とも見えなくなってしまいました。
しばらく経っても姿を現さず、ちょっと心配になって、「ランディ ~」と呼んでみましたが、ランディがすぐに戻るわけもありません。家に戻って矢張り心配なので、家内とマイカーに乗ってランディを探しに出ました。周辺の道路を一周して戻りましたが、ランディの姿は見えません。
<ベランダに帰ってきたランディ 2011年1月24日16:58>
まあ、その内戻ってくるだろうと家で待つことにしました。案の定、およそ30分後、ランディはうれしそうな顔をして、自分で我が家のベランダに戻ってきました。親としては一安心です。
鹿を捕えられたのか、逃げられたのか、ランディに聞きましたが、こちらが「犬語」が分からないので、答えは分かりません。
しかし、相当の距離を全力疾走したことは間違いないようです。日が暮れると夜、ランディは家に入って夕食を食べ、その後いつも1時間半位眠りますが、今日は2時間半もぐっすり眠りました。眠った後は、普段親とじゃれて元気に遊ぶのですが、今夜はとてもおとなしく、静かでした。よほど疲れたのでしょう。
毎日このように鹿を追いかけさせることができれば、ランディはぐったり疲れて静かになって、こちらも楽なのですが、リードに繋ぐというルールもあるし、危険もあるので、そうも行きません。
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