蓼科湖畔のレストラン・和膳「蓼の花」については、車や散歩で時々その前を通っていましたが、これまで一度も食べに入ったことがありませんでした。観光地のど真ん中にあるので、高いだけなのではないかと言う先入観が若干はありました。
一.鱧煮凝り
一.山菜わらび
一.青梅砂糖漬け
一.きゃらぶき
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蓼科湖畔のレストラン・和膳「蓼の花」については、車や散歩で時々その前を通っていましたが、これまで一度も食べに入ったことがありませんでした。観光地のど真ん中にあるので、高いだけなのではないかと言う先入観が若干はありました。
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6月16日(木)~18日(土)に東京の家に戻りました。家内が都内で見たいガラス展などがあり、私もちょうどこの時期に大学のクラスの同窓会があったからです。
16日、木曜日の午後、東京の家に着いて、夕方からは二人とも時間が空いていたので、築地に行きました。
なぜ築地に行ったかと言えば、家内は東京育ちで、しかも大学を出て最初の勤務先が東京駅八重洲口近くだったにもかかわらず、一度も築地に行ったことがないと言っていたからです。
地下鉄に乗って築地に着いたのが5時過ぎ。まず歩いて場外市場に行ってみましたが、当然もうほとんどの店がシャッターを下ろして、買い物などはできません。
築地市場にも行ってみましたが、せりはもう午前中で終わって、閑散としていました。当然ながら、築地は午前中に行かなければ、活気のある雰囲気は楽しめません。この時間では止むを得ません。
築地に行った一番の目的はそこで寿司を食べることです。どこの店にしようか考えましたが、「寿司清本店」にしました。
寿司清は、私が会社に入って勤め始めた20代の独身の頃、会社の同僚と時々食べに行っていた店です。当時会社は大手町にあって、仕事が終わってから夕方、築地場外市場の中にあった寿司清に行くと、いつも満席で、お客さんが外で並んで待っていました。当時は小さな、お世辞にもきれいとは言えない店でしたが、安くて旨いと評判になっていました。
この日寿司清に行ったのはその頃以来ですから、約40年振りで、まったく同じ場所にありました。しかし、店は随分きれいに、立派になっていました。我々が店に入ったのは6時少し前でしたが、もう1階のカウンター席は一杯で、2階のカウンター席に案内されました。
私も家内もにぎり寿司の「おまかせ」コース(3,500円)を注文しました。まず、アワビの肝のお通しが出ましたが、これが美味しかったです。その後、全部で寿司12貫を順番ににぎって出してくれました。どれもとろける様なものが多く、矢張りここは美味しいと思いました。最後に岩海苔か青海苔のお吸い物が出ました。
寿司清のホームページを見ると、今は東京都、神奈川県にいくつも支店を出し、地方にも店を出して、ずいぶん規模が大きくなっています。店が大きくなると、サービスが変わったり、味が変わったりすることが往々にしてありますが、寿司清は「安くて旨い」という基本ポリシーは変わっていない感じがして、40年振りに食べに行って良かったという印象です。
5月28日(土)~29日(日)は女神湖近くのペンション「しなの家」に泊まり、「福田進一ギター・リサイタル in しなの家」を聴いてきました。
福田さんのしなの家でのリサイタルは去年の6月に続いて2回目で、私は去年に続いて今年も参加しました。
リサイタルは28日(土)夕6時から約1時間半にわたってしなの家の食堂の部屋で行われ、今年も約30名のお客が車座になって聴きました。
<演奏曲の説明をする福田進一氏@しなの家 2011年5月28日>
今年の使用ギターは去年と同じく桜井正毅製作のものですが、今年のはメープル(楓)を使った Raised Fingerboard Model (RF)で、1週間前に出来上がったばかりだそうです。
私が今年座ったのは前の席で、福田さんからは1m50cm位しか離れていません。上の写真はそこから撮ったものです。両手の指の動きが完璧に見え、また福田さんの演奏中の息づかいも良く聞こえました。
この日の演奏曲目は下記の通りです。
・・・・・ <演奏曲目> ・・・・・
*J.J.フロベルガー作曲(J.ブリーム/福田進一改編) 組曲第11番 イ単調
~ アレマンデ、ジーグ、クーランテ、サラバンデ
*J.S.バッハ作曲(福田進一編) チェロ組曲第3番 ト長調
~ プレリュード、アレマンデ、クーランテ、サラバンデ、ブーレ、ジーグ
~休憩~
*F.タレガ作曲 ラグリマ & アデリータ
アラビア風奇想曲
アルハンブラの想い出
グラン・ホタ
*H.ヴィラ=ロボス作曲 前奏曲第1番
*A.バリオス作曲 大聖堂
*A.C.ジョビン作曲(鈴木大介編) イパネマの娘
~アンコール~
*M.ポンセ作曲 エストレリータ
*A.バリオス作曲 情熱のマズルカ
*L.ブローウェル作曲 特徴的な踊り
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福田さんの、美しく、豊かな音量で、エネルギッシュで情熱的な演奏を間近で聴き、今年も大満足で、堪能しました。タレガの「グラン・ホタ」のような超絶技巧の曲を聴いて、見ていると、福田さんの演奏技術には限界はないのだろうと思いました。
演奏会が終わると、同じ部屋で、約30名のお客さんに福田さんも入って、宴会です。
夕食は、しなの家のオーナー自身が釣ってきたイワナやヤマメの他に、山菜の天麩羅など山の幸がたっぷりの、しなの家ならではの料理が盛り沢山で、毎回楽しめます。
福田さんはとても気さくで、お客さんと酒を酌み交わし、我々も楽しく懇談しました。
<福田さんとスズムシさんと@しなの家 2011年5月28日>
お開きになったのは夜の11時半で、今年はかなり大勢のお客さんが最後まで一緒に飲んでいました。
わずか30人程のお客が「世界の福田」の演奏を間近で聴き、そのまま福田さんと一緒にみんなで宴会という、なんとも贅沢なコンサートだと思います。
台風の影響でずっと雨でしたが、そんなことは関係なく、堪能した一泊二日でした。
ちょっと前の話ですが、先週の木曜日(10日)、買い物に行った帰りに、ビーナスライン沿い、マックスバリューの少し上の所にある虹鱒料理「きよみず」に初めて入ってみました。 ここは2年程前にオープンした店です。
この店の自信作と思われる虹鱒重の定食を私は注文しました。定食には特製の「作りたて豆腐」、サラダなどが付いています。
虹鱒重は、一見天重のように天ぷらに見えますが、これは天ぷらではなく、虹鱒を黄身揚げし、特製タレに付け込んだものだそうです。虹鱒重の身はふかふかして柔らかく、川魚特有の臭みはありません。たれは私の好みの甘辛系でした。一度試しに食べてみて、面白い料理です。
ランチ定食は680円からあり、メニューも豊富なので、昼食のためにふらっと寄れる店という印象です。
3日はUターンラッシュを避けるため夜、蓼科から東京の家に戻りました。
夕食後、山荘の水抜き作業を済ましてから、次男、我々、ランディの4人で8時過ぎに山荘を出発。途中、原村の「樅の湯」に寄って、露天風呂に浸かり、小淵沢ICから中央高速に乗って、東京の家に着いたのは夜中の12時頃でした。渋滞はもう解消していて、スイスイ走ることができました。
翌日、4日は八王子のいろりの里「高尾山名主・ごん助」に皆で昼食を食べに行こうと長男が言い出して、車2台を走らせて、高尾山口駅近くの「ごん助」に着きました。
ごん助は本館・大宴会場の他に、敷地内に離れが点在していて、池や散歩道もあり、ちょっとした小さな村の雰囲気です。
我々は予約してあった離れ(個室)に入りました。
我々夫婦、長男夫婦、次男、孫の計6人が囲炉裏を囲んで、鮎や海老や野菜を焼いて、ゆっくり食べることができました。
まずまず美味しかったですが、難点はお昼も夜と同じコース料理しかないこと。大人の人数分コース料理をとってくれとのことで、ボリュームがたっぷりで、お昼としてはお腹がパンパンになりました。
そのあと、腹ごなしに高尾山に登ろうと長男が言い、皆で高尾山に登ることになりました。
私は東京の多摩地区に延べ30年ほど住んでいましたが、高尾山にはこれまで一度も登ったことがありませんでした。
海抜472mの高尾山駅までケーブルカーに乗りました。写真(上)では線路の勾配はあまり分かりませんが、かなりの傾斜があり、最後の所は31度18分で 、ケーブルカーの線路では 日本一の急勾配 だそうです。
<高尾山展望台から見た東京・神奈川>
ケーブルカーを降りると、すぐ横に展望台があり、そこからは東京の下町方面から横浜まで見えました。写真(上)では分かりませんが、建設中の東京スカイツリーも目で見ることができました。
<高尾山の茶店>
ケーブルカー高尾山駅から高尾山薬王院までの道の途中には茶店があったりして、お寺の参道の雰囲気です。
高尾山薬王院の境内に入ると、参拝客などで賑わっていました。
標高599mの山頂に着いた時は4時近くなっていて、日が傾き始めていました。
この日は晴れていましたので、夕暮れ時の周りの山々と富士山が夕日を背に浮かんで見えました。
高尾山の道は平坦が少なく、登りと階段が多いので、歩いた距離のわりには足が疲れたなという感じでした。 足腰の鍛錬のためにはちょうど良さそうな山で、近くに住む人の中には毎週あるいは毎日登る人もいると聞きますが、それもうなずける感じです。
12月2日(木)~3日(金)は長男夫婦が、お嫁さんのご両親と我々夫婦を自分の勤務先の箱根保養所に一泊で招待してくれました。
2日(木)朝、我々は蓼科を車で発って、まず富士見町、小淵沢IC近くのペットホテル、Nさんの所にランディを連れて行って、預けました。ランディが一人で外泊するのは初めてでしたが、このペットホテルは囲ってある庭が広く、犬が伸び伸び遊べて、オーナーも犬に詳しいので、ここを選びました。
その後、中央高速を甲府南ICで降りて、本栖湖の横を抜けて、朝霧高原を通って、富士宮に向かいました。
朝、出る時は晴れていたのですが、昼近くなるとどんどん雲が出てきて、朝霧高原では富士山の上の方は雲を被って、お腹のあたりしか見えませんでした(上の写真)。22年前に我が家が蓼科に山荘を建てた時には、転勤で沼津に住んでいましたので、当時はこのルートをいつも通って蓼科に通っていました。ですから、この道路を通るのは約20年ぶりです。
富士宮に行ったのはB級グルメで有名な「富士宮やきそば」を食べるためでした。富士宮やきそばはB1グランプリの第1回大会(2006年)、第2回(2007年)で2年連続優勝して、一躍有名になりました。私は静岡市の出身ですが、富士宮やきそばは食べたことがなかったので、ネットの口コミ・ランキングを調べて、食べログで1位だった「虹屋ミミ」に行ってみました。
虹屋ミミは駐車場の横に建っているプレハブ小屋のような小さな建物で、8人しか座れません(上の写真)。
<富士宮やきそばを焼く@虹屋ミミ 2010年12月2日>
平日で比較的すいていましたしたので、我々はカウンター席に座ることができました。女主人が目の前の大きな鉄板の上で焼きながらいろいろな説明をしてくれましたが、やきそばの麺は昔からこの店が特別に作らせているもので、ソースも自家製だそうです。この店の特徴は水を一切使わず、ソースとキャベツの水分だけで焼いていること。また、普通富士宮やきそばはラードを使いますが、この店はラードを使っていないため、ベタベタ感がありません。最後にイワシの削り粉をたっぷりかけます。
麺はもっちりしていて、味はやや甘めですが、イワシの風味が特製ソースによく絡み合って、美味しかったです。
この日我々はすぐに座ることができましたが、観光シーズン中の休日だと2時間位並んで待つこともあるようです。2時間並んでまで食べる価値があるかどうかとなると、それはその人の考え方と言うことになりそうです。
その後、芦ノ湖に寄って一服しました。もうこの時にはどんより曇っていて、遠くの山も富士山も全く見えません。
3時頃、箱根町仙石原にある保養所・箱根館に到着しました。長男家族とお嫁さんのご両親もちょうど同じ頃着きました。
箱根館は3年前に改装されたそうで、立派な、とてもきれいな施設でした。
夕食には皆で和食のコース料理を食べ、大人6人と孫1人で、楽しい一晩を過ごすことができました。
翌日、3日(金)は皆で近くの箱根ラリック美術館に行きました。ルネ・ラリック(1860-1945)はフランスの宝飾とガラスの工芸家で、沢山の作品があって、美術が良く分からない私でも見ごたえがあり、楽しめました。(詳しくは「「箱根ラリック美術館」 by charan をご参照)
お昼は息子夫婦が調べてくれてあった、強羅駅近くの「田むら銀かつ亭」に行って、食べました。
全員がここの人気メニュー「豆腐かつ煮定食」(1,200円)をいただきました。特製の豆腐に豚ひき肉を挟んで揚げた後、土鍋で煮込んだものです。やや甘口で、味は濃い目ですが、豆腐を食べているとは思えないような、カツ丼風の味で、話題メニューだけのことはありました。
息子夫婦、息子のお嫁さんのご両親、我々夫婦が泊まりで一緒に会食したのはこれが初めてでしたが、皆でしゃべって、よく飲み、よく食べ、中身の濃い2日間を過ごすことができました。
今年はスペインの作曲家イサーク・アルベニス(Isaac Albeniz;1860-1909)の没後100年にあたるため、在日スペイン大使館では5月18日(月)~23日(土)に「アルベニス週間」を開催しています。
5月19日(火)に行われる音楽評論家、濱田滋郎氏の講演会の中で、私が何回か個人レッスンを受けていたプロギタリスト坪川真理子さんがアルベニスの曲を何曲か演奏するということをそのブログから知ったので、家内と聴きに行くことにしました。
講演会の開始は夜7時なので、六本木のスペイン大使館の近くで軽く夕食をとってから行くことにしました。そこで、ask U レストランガイドであまり値段が高くなく、手頃そうな店を探したところ、「Yakitori 燃」 がヒットしました。
19日(火)は開店時間の6時丁度に「Yakitori 燃」に入りました。地下鉄六本木駅のすぐ近くで、店内は品のいい作りでした。 あまり時間がなかったので、我々は焼き鳥「燃6串打」1皿と、私は「魂心の親子丼」、家内は「名物鶏そぼろめし」を注文しました。
焼き鳥は柔らかく、ネタの良さがうかがえました。
また、親子丼は鶏肉はもちろん、とじられた卵のだしも美味、これだけの親子丼はなかなかないと思いました。
鶏そぼろめしもだしが良く滲みて、美味しかったです。
一緒に出された鶏スープはこれも鶏の良く煮込まれた、独特の味で良し。
今回は講演会の前で、時間があまりありませんでしたが、1時間半位かけてゆっくり飲んで、食べてみたい店でした。
そこから歩いて10分弱で、スペイン坂の上にあるスペイン大使館に着きました。
「音楽史の中のイサーク・アルベニス ― その独創性と重要性」と題する講演は大使館地下1階のオーディトリアムで行われ、スペイン語に通訳されました。
講師の濱田滋郎氏は1935年生れの音楽評論家、音楽学者。特にスペイン音楽に詳しく、私の持っているクラシックギターのCDの解説文はほとんど濱田氏が書いています。
濱田氏からアルベニスの生い立ち、経歴、主要な作品などが話された後、ギタリスト坪川真理子さんが登場し、次の4曲をクラシックギターで演奏しました。
1.入り江のざわめき
2.アストゥリアス
3.朱色の塔
4.セビーリャ
これらはすべて原曲はピアノ曲ですが、ギターでしばしば演奏され、クラシックギター曲としては定番となっています。
スペイン民族主義楽派の確立者と言われるアルベニスは、ギターと密接に結びついたスペインの民族音楽を素材にしています。従って、濱田氏も講演の中で述べていましたが、ギターに編曲されて演奏されると、アルベニスの本来の意図が原曲のピアノよりもより鮮やかに表れるのだと私は思います。
スペイン音楽を得意とする坪川さんの演奏からは、スペインの雰囲気やアルベニスの味わいが感じられ、楽しめました。
このような内容の濃い講演会と演奏を無料で聴けるというのはありがたいことです。気をつけて調べていると、けっこうレベルの高いコンサートを無料で聴ける機会が時々あるというのは都会にいるメリットではあります。
今日、1月16日は久し振りに「蕎茶寮 いけ野」(きょうさりょう いけの)に家内とお昼に行って、蕎麦を食べました。
「いけ野」は蓼科での私のお気に入りの店の一つです。お昼は蕎麦メニューだけです。
「手打ち蕎麦」をたのむと、前菜がセットされています。この前菜が毎回、気が利いて、ちょっとお洒落です。
私はここではいつも蕎麦がきもたのみます。蕎麦がきは一人前でも十分な量があって、蕎麦の味がしっかり出ていて、私のお気に入りです。
手打ち蕎麦は腰があって、歯ごたえがあり、いつも美味しくいただいています。
夜はおまかせコース料理のみですが、3,800円で7品種の創作懐石料理です。こちらも毎回美味しく、コストパーフォーマンスは抜群です。ただ、難点は夜は金曜日、土曜日しか営業しておらず、前日以前の予約が必要です。人気があるため、ある程度早めに予約しないと満席になってしまうことが多いです。
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